一般的に『成仏』という言葉は亡くなられた時に使われます。
『成仏』という字は、仏に成ると書きます。なので仏の状態になる事が『成仏』という事です。
では、仏に成るとはどういう状態のことでしょうか。本来『仏』とはお釈迦様の事です。なのでお釈迦様の状態になる事が『成仏』です。
お釈迦様は、この世は決して自分ひとりでは生きる事は出来ない。すべての事柄は『縁』によって生じ、『縁』によって成り立つという事を悟られ、イキイキと生きる為の情報を発信し、自らもイキイキと生きられた方です。
ですから、その状態になる事が『成仏』です。なので『成仏』とは、本来「良かった、嬉しかった~」と、イキイキと生きる喜びを感じた時の事になります。
日々の生活の中で、そんな事をなかなか感じる事が出来ないので、せめて亡くなったらそんな状態になりたいという事から、亡くなった時の事を『成仏』というようになってしまいました。だかしかし、死んでから『成仏』したのでは遅いです。
自分の気持ちひとつで、どのような時でも幸せを感じる事は出来るはずです。イキイキと生きて毎日『成仏』しましょう。