今月の言葉

お墓のあり方

2024_03

近年お墓のあり方がクローズアップされる事が多くなり、先日も読売新聞に『お墓のあり方』という記事が大きく載っていました。

それぞれの事情があり、様々な思いがあり、そして現実が待ち構えているこれからのお墓のあり方。お墓のあり方を考える時に大切なのは”今までの事”・”今の事”・”これからの事”を繋げて考えていく事だと思います。そして一番大切なのは”これから先の事”です。

『人間は2度死ぬ』と言います”1度目の死”は命が尽きた時。そして”2度目の死”は、自分という人間がこの世に存在していたという事を知っている人がひとりもいなくなった時です。”2度目の死”というのはちょっと考えさせられます。いずれはその時が来るわけですが、1年でも1日でもその時が訪れる遅くなる事を願うのが正直な気持ちではないかと思います。お墓が存続される事でその日が来るのが遅れていくという事になるわけです。

「子供に迷惑をかけたくない云々』という話を耳にする事がありますが、これは決して迷惑なんかじゃありません。自分でお棺に納まる事も出来ませんし、お墓に入る事も出来ません。誰もが必ずどなたかのお世話になるわけです。お世話になるであろう方に素直に「最後の時はお世話をかけるけど宜しくお願いしますね」と言えたら良いと思います。

春のお彼岸を迎えますが、これからをどう生きるかを考え、その繋がりとしての永代供養も含めての”お墓のあり方”を考えてみたいものです。

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