光照山 学成寺 （こうしょうざん がくじょうじ）

■開創　　天正７年

■開山　　成就院日賢上人

学成寺は、天正７年（１５７９ 年）邑美郡馬場町（今の鳥取市馬場町）に建立されました。

その後、城主池田光仲公（興禅院殿）が岡山より当地へ国替えの折、武家の教養高める学問所としての役割を勤め、芳春院殿（光仲公の母）本高院殿（光仲公の弟）の位牌を祀っていましたが、寛文４年(１６６４ 年)４月２３日失火し焼失しました。（位牌も焼失今は現存していません）

その後、新品治町（現在地）高浜十兵衛の足軽屋敷を替地に受け移転再建され、三十番神堂など諸堂を建立し、再び武家の教養高めるに貢献しましたが、文政４年(１８２１ 年)１０月５日失火焼失。その後、林三右衛門氏 本堂再建寄進し、八百谷氏は庫裡を寄進し寺門栄えると記録にあるように復興を果たしますが、昭和１８年（１９４３ 年）の鳥取大震災に全壊。その後檀信徒有縁一丸となり、寺の整備を重ねながら現在に至っています。

武家の学問所だった事から、学問の成就を願い『学成寺』と名付けられたのではないかと推測されます。

ちなみに学成寺という名前のお寺は全国に約５０００ヶ寺ある日蓮宗はもとより、他の宗派を含めても１ヶ寺しかありません。

学成寺の住職は八頭郡若桜町にある「白毫山 蓮教寺」の代務住職も勤めています。