今月の言葉

毎日が本番

2024年07月01日コメントをどうぞ

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趣味でスポーツを楽しんでいて、思い通りにうまくいかなくなった時に「あ~今日は、練習だぁ~」と言う人がいます。

でも、人生に練習場も練習日もありません。毎日が本番!という事です。

スポーツに限らず、何をやっている時も、練習だと思ってしまうとつまらない事になってしまうことが多いのではないでしょうか。

練習日はない! 毎日が本番だ! そんな気持ちで頑張っていると、たとえ思い通りにならなかったとしても、結果を受け入れやすくなり納得がいくと思います。

ジメジメした梅雨の時期から暑い夏本番を迎えていきますが、心はジメジメしないように晴れ晴れとした気持ちで毎日が本番だと思い頑張りたいものです。

人生楽ありゃ苦もあるさ

2024年06月01日コメントをどうぞ

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久しぶりにテレビで『水戸黄門』を見ました。

🎵人生楽ありゃ苦もあるさ~涙のあとには虹もでる~歩いてゆくんだしっかりと~自分の道を踏みしめて~🎵

テーマ曲の『あゝ人生に涙あり』は良い歌だなぁと思いました。

長い人生には皆いろんな出来事があるものです。時には水戸黄門様のような方に登場してもらいたいと思う事が多々あると思います。

でも、やはり自分の人生は自分の力で進んでいかないといけません。

楽をするの楽という字は、ぎょうとも読み“願う”という意味もあります。

何とか人生の山や谷を乗り越えて、体も心も元気に過ごしたいものだと思います。

2024年04月01日コメントをどうぞ

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暖冬で桜の開花は早いと思われていましたが、ほぼ例年通りの開花となりました。

桜の花は四季のある日本でこそ綺麗に咲くとの事です。

昔、フィリピンの人に桜の咲くのを見てもらいたいとフィリピンに桜の木を持ち込み植樹した人がいたそうです。一年目は花が咲いたそうですが、冬の季節の無いフィリピンではそれ以降花が咲く事はなかったそうです。

厳しく寒い冬を越してこそ、綺麗な花を咲かす桜の木。私達人間もいろんな事がある毎日ですが、そうありたいものだと思います。

綺麗に咲く桜の花も、やがて散りゆき葉桜となり、秋には紅葉し葉が散っていきます。花が綺麗に咲いている時だけではなく、一年を通じで桜の花からいろんな事を学びたいものだと思います。

お墓のあり方

2024年03月01日コメントをどうぞ

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近年お墓のあり方がクローズアップされる事が多くなり、先日も読売新聞に『お墓のあり方』という記事が大きく載っていました。

それぞれの事情があり、様々な思いがあり、そして現実が待ち構えているこれからのお墓のあり方。お墓のあり方を考える時に大切なのは”今までの事”・”今の事”・”これからの事”を繋げて考えていく事だと思います。そして一番大切なのは”これから先の事”です。

『人間は2度死ぬ』と言います”1度目の死”は命が尽きた時。そして”2度目の死”は、自分という人間がこの世に存在していたという事を知っている人がひとりもいなくなった時です。”2度目の死”というのはちょっと考えさせられます。いずれはその時が来るわけですが、1年でも1日でもその時が訪れる遅くなる事を願うのが正直な気持ちではないかと思います。お墓が存続される事でその日が来るのが遅れていくという事になるわけです。

「子供に迷惑をかけたくない云々』という話を耳にする事がありますが、これは決して迷惑なんかじゃありません。自分でお棺に納まる事も出来ませんし、お墓に入る事も出来ません。誰もが必ずどなたかのお世話になるわけです。お世話になるであろう方に素直に「最後の時はお世話をかけるけど宜しくお願いしますね」と言えたら良いと思います。

春のお彼岸を迎えますが、これからをどう生きるかを考え、その繋がりとしての永代供養も含めての”お墓のあり方”を考えてみたいものです。

かみなりさま

2024年02月01日コメントをどうぞ

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読売新聞のコラム『子供の詩』には、ドキッとする事が多いです。

『うちゅうから かみなりがまちにきて みんなのことプンプンおこってるんだ』

これは3歳の保育園児の男の子の言葉です。

コメントに「人間は雷様に怒られるような事を沢山していますよね」と書いてありましたが、ほんとにその通りだと思いました。

3歳の子供さんにハッと気付かせて頂きました。

人間が世界の全てではないという認識を持たないと、これから先の持続可能な世の中への展望は望めないと思います。

子供の頃の素直な気持を思い出して”かみなり様に怒られないように”毎日を過ごしたいものだと思います。

毎年が生まれて初めての歳

2024年01月01日コメントをどうぞ

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令和6年 甲(きのえ)・辰(たつ)歳、三碧木星、新年あけましておめでとうございます。

天の気である十干の甲(きのえ)は十干の1番目になり季節で言えば春を意味します。そして冬の間硬い皮に守られている中から新芽が出るという事から、物事の始まりという意味もあります。なので、世の中は旧体制を破り革新の気が満ちてきます。

地の気である十二支の辰(たつ)には物事が伸びるという意味があります。ですが、辰の字の厂(かんたれ)はそそり立つような壁を表します。なので物事が伸びていくのは容易な事ではない事も意味しています。

人の気である九星は三碧木星で、昇る朝日という意味があります。なので世界中が朝日に照らされ新たな事が始ますという事になりますが、振動という意味もあるので、落ち着きがなく驚くような事が起こる事も考えられます。

このような気の流れによって令和6年は動いていく事になります。ですからこれらの事を踏まえ気の流れに上手に乗って行く事が出来ると、きっと良い歳となっていく事でしょう。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

あたり前の事を

2023年12月01日コメントをどうぞ

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『当たり前の事を、当たり前にやっていると、いい結果がでる』

これは、38年ぶりにリーグ優勝を果たし、そして球史に残る日本シリーズを制し38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガースの岡田監督が、ある時試合後のインタビューで言っていた言葉です。

当たり前の事を当たり前にやる。これはなかなか容易な事ではないかもしれませんが、本当にその通りだと思いました。

今年も何かと慌ただしい師走をむかえましたが、当たり前の事を当たり前に出来るよう取り組んで年末年始を過ごしたいものだと思います。

今年一年、『ほっと一息テレフォン法話』をご利用頂き有難うございました。来年も宜しくお願い致します。

2023年11月01日コメントをどうぞ

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10月8日に74歳で逝去された谷村新司が以前、梨花ホールでコンサートをされた時の事です。

谷村新司さんが『昴』を歌う前に谷村新司さんが「お陰様で長い事この歌を歌わせて頂いてきました。🎵眼を閉じて何も見えず〜🎵と歌うと、当たり前でしょ~と言われたりもしました。でも、私達子供の頃は心が素直でいろんな物が見えていたはずなんです。たとえ眼を閉じていても、眼を開けている時以上にいろんな物が見えて心を膨らませていたはずなんです。それが段々と大人になるにつれて、素直じゃなくなり眼を開けていても閉じていても見える物が少なくなってしまっているんですよね。なので、“眼を閉じて何も見えず“というのは、とても悲しく寂しい事なんですよね…」と。

この歌詞にはそういう思いが込められていたのかと感動しました☺️

見えなくなるという事は、気付かなくなるという事だと思います。歳を重ねても子供の頃の素直な気持ちを思い出しいろんな物を見て感じていたいものと思います。

沢山の愛情を込めた歌を残された谷村新司さん。有難う御座いました。

最後の子育て

2023年10月01日コメントをどうぞ

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看護師で真言宗の僧侶でもある玉置妙優さんが書いておられた新聞のコラム『明日の一歩』に深い感銘を受けました。

よく聞く話に、「ピンピンコロリで逝きたいね。子供に迷惑をかけたくないから」という言葉があります。

玉置さん曰く、「命をしまうというのはとてつもない大仕事です。しかも人生で一度しか経験する事が出来ません。だからこそ先に逝くものとして、子供に見せてあげなければいけないのです。人間と言うのは、こうやって老いて、病んで、そして死んでいくんだよと。よく見ておきなさいよと。この時がまさに自分の身を教材とした最後の子育てなのです」と。

さらに「介護や看病をしている時は、子供から不満も出るでしょう。あれこれと負担もかかるでしょう。でも苦労をするから、大変な思いをするから、大きなものを得られるのです。死にざまをしっかりと見せてあげてください。それは決して迷惑なんかじゃありません。十分に看病しきった方々は、こうおっしゃいます。親の死から、本当に沢山の事を教わりました。心から有難うと言いたいです」と。

最後のとてつもない大仕事。よく考えてみたいものです。

バランス

2023年09月01日コメントをどうぞ

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自然界も、世の中も“バランス”が乱れたと思える事が多い昨今、やはり何事も大切なのは“バランス”です。

その普段のバランスの乱れを修正しようとしたのが「お彼岸」です。

一年を通じて昼と夜の長さが同じでバランスの良い日が『彼岸の中日』です。この日を真ん中に挟んで一週間、気候も良くなり人間の頭も冴えると言われるこの時期に日常のバランスの乱れを修正しようとしたのが『彼岸』です。

命を繋いで下さった方々である御先祖様に感謝をし、そこからバランスの修正を考えます。

ですから、お墓にお参りしてお彼岸が終わるのではなく、お墓にお参りする事でお彼岸が始まります。なのでお彼岸のお墓参りは普段の生活の事を考える出発点です。

バランスを乱す原因は、自分の都合だけ考えた片寄った考えや行動です。

自分の都合も大切ですが、お彼岸を機会に視野の広い心を持って周りの人の事も考えて、みんながイキイキと生き易く暮らせる方法を実行したいものだと思います。

『暑さ寒さは彼岸まで』と言いますが、彼岸まで、というと油断が生まれます。油断しないように『暑さ寒さは彼岸から』という事で、気を緩めることなく毎日を過ごしましょう。

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