*交通安全週間や緑の週間などがあるように、昔の人が『生き方を考える週間として作ったのが『お彼岸』です。
お釈迦様のおしえの片寄らないバランスの取れた物事の考え方、真ん中の道を書いた『中道』を元として、昼と夜の長さが同じ片寄らない日を真ん中に前後3日間を加え、この間に生き易く生きる3つの方法を実践しようとしたのが『お彼岸』です。
その6つの教えとは、1、着を捨てる・手放す事(布施行) 2、常識的なルールを守る事(持戒) 3、ちょっと我慢してみること(忍辱) 4、自分なりに頑張って見ること(精進) 5、心を穏やかに保つこと(禅定) 6、正しく物事を判断する事(智慧) です。
一見簡単そうに出来そうな事もありますが、その簡単そうな事を実践するのが一番難しいという事です。
それらの中、人間を惑わす一番の根源は、執着する事です。物に執着する事からむさぼりがおこり、判断を誤ったり頑固になったりします。誰しも思い当たるふしがあります。
執着する心から解き放たれる為に、手放す事、優しい言葉をかけること、笑顔で人に接することから始めてみましょう。