サラリーマンの悲哀を綴った『サラリーマン川柳』がありますが、全国老人福祉施設協議会が毎年公募している『60歳からの川柳』がある事を知りました。
『イクジイを 目指すも我が子 まだ未婚』 『長風呂を なんども呼ぶな 生きてるぞ』 『いい人は 短命よねと 老妻(つま)がいい』 『「先逝くな」 妻がつかさず 「先どうぞ」』 『若づくり 席を譲られ 意気消沈』などなど。
おもわず笑ってしまう作品もありましたが、いずれも決して他人事とは思えない厳しい現実が見え隠れする作品の数々でした。
そんな川柳を見ながら、『若者は家のチカラ 老人は家のタカラ』という言葉を思い出しました。
まだ寒さは続きますが、立春をむかえ季節は春に向かって動いていきます。日蓮聖人の言葉に『いまだ見ず聞かず 冬の秋と帰れることを 冬は必ず春となる』という言葉があります。
冬は必ず春となる。心強い言葉です。歳を重ねるのは、みんなが行く道です。家のタカラとなれるように頑張りたいものです。