今月の言葉

60歳からの川柳

2013年02月01日コメントをどうぞ

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サラリーマンの悲哀を綴った『サラリーマン川柳』がありますが、全国老人福祉施設協議会が毎年公募している『60歳からの川柳』がある事を知りました。

『イクジイを 目指すも我が子 まだ未婚』 『長風呂を なんども呼ぶな 生きてるぞ』 『いい人は 短命よねと 老妻(つま)がいい』 『「先逝くな」 妻がつかさず 「先どうぞ」』 『若づくり 席を譲られ 意気消沈』などなど。

おもわず笑ってしまう作品もありましたが、いずれも決して他人事とは思えない厳しい現実が見え隠れする作品の数々でした。

そんな川柳を見ながら、『若者は家のチカラ 老人は家のタカラ』という言葉を思い出しました。

まだ寒さは続きますが、立春をむかえ季節は春に向かって動いていきます。日蓮聖人の言葉に『いまだ見ず聞かず 冬の秋と帰れることを 冬は必ず春となる』という言葉があります。

冬は必ず春となる。心強い言葉です。歳を重ねるのは、みんなが行く道です。家のタカラとなれるように頑張りたいものです。

蛇足

2013年01月01日コメントをどうぞ

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毎歳が生まれて初めての歳。イキイキと生きる2013年の初春。あけましておめでとうございます。

2013年は『癸』(みずのと)『巳』(み)歳です。『癸』には、「萌える」という意味があり、『巳』には「盛りを極めて実を結ぶ」という意味があります。上手に萌えて実を結ぶ歳としたいものです。

昔中国の楚という国でのお祭りの時、数人の若者が酒盛りを始めようとしましたが酒の量が少なかった。そこで、早く蛇の絵を描いた者から酒を飲めるようにしようと決めました。その中の1人が蛇を書き終わって、「さあ、私が酒を飲むぞ」と言いましたが、その絵をよく見ると蛇の絵に足があり、すったもんだしているうちに他の者が早く蛇を書き終わり、その男は酒を飲み損ねたという事です。

以来いらないものを付け加えると、せっかくの物が台無しになってしまうというたとえになり『蛇足』という言葉になりました。

この今月の言葉、それこそ蛇足にならないように心がけたいと思います。今年も宜しくお願い致します。

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