立春を迎え、季節は春に向かって動きはじめました。
「節分過ぎて ななゆき」と言う言葉があります。この言葉は、節分が過ぎてもまだ7回雪が降らないと、まだまだ温かくなりませんよ。と思われています。
ところが、『ななゆき』の『ゆき』とは降る雪の事ではなくて、何処何処へゆくの『行き』と書きます。『1行』は1週間の事ですから、『なな行』とは、1週間が7回行くということで49日間の事になります。
なので、本来の意味は、節分が過ぎても1週間が7回行かないとまだまだ温かくなりませんよ。という事です。
降る雪を7回数えていても、いったい何時になったら温かくなるのか分かりませんが、節分から『ななゆき』49日経つとちょうどお彼岸があけ、そこで『暑さ寒さも彼岸まで』となるわけです。昔の人はうまいこと言ったものだと思います。
ということで、まだまだ寒い日が続くと思いますが、寒さに負けないように元気に過ごしましょう。