八頭町の檀家さんにお邪魔したら、「おしょにんさん~。仏壇の引き出しから、え~もんが出てきましてな~。親馬鹿ですだけどな~、ちょっと見てやってつかんせ~な」と。数枚の絵を見せて下さった。息子さんが小学生の時書かれた絵で、いずれも臨場感のある素晴らしい作品で、裏には先生が書かれた”よくできました”との文字が書かれていた。「も~、お~かた60年前ですわ~。今はも~よ~書かんちょ~りますわ~」と笑っておられた。「凄いですね~。私は字も書けんし、もちろん絵もかけませんわ~。かくのは恥くらいなもんですわ~」というとさらに笑っておられたが、笑いごとではない本当の話だ・・・。
市内に帰ってきてある真言宗のお寺さんの前を通ると可愛げな看板が立っていた。わが日蓮宗もこのような可愛いのをつくればと思うが、はたして絵の描ける人がいるかどうか・・・。