*16日から始まったお盆施餓鬼法要ウイークも、ようやく今日の学成寺の『お盆施餓鬼法要』で終了となった。でもって3日のお盆経まわりから始まったお盆行事が無事に終わった。今年も無事に勤め終える事が出来てほんとに安堵の気持ちで一杯だ。やれやれ、夏も終わったなぁと思ったが、また真夏に戻ったような暑い一日だった。
法要後のお話では、お盆のお経でのエピソードなどお話させて頂いた。
車で移動中に聞いたNHKラジオの夏休み子供電話相談室の話もさせてもらった。
東京に住む小学校4年生の女の子が「うちでカブトムシを三匹かってたんですけど、一匹逃げちゃったんです。逃げたカブトムシはちゃんと生きいけるんでしょうか」と。先生が答えて、「大丈夫ですよ。元々カブトムシは、自然の中で生きていく方法を知ってるんですよ。心配しないでも大丈夫ですよ」。さらに女の子が「ちゃんと餌が食べれるんでしょうか。食べれなくて死んでしまったらかわいそうです」と。先生答えて「それも自然の中に生きる厳しさなんですよ。人間も同じかな~」と。すると女の子が「そんなんですか。じゃあ、うちにはまだ2匹カブトムシがいるんですけど、逃げていったカブトムシとどっちが幸せなんでしょうかぁ」と。先生は「どちらも幸せだと思いますよ」と答えていたが、これにはちょっと考えさせられた。ほんとうの幸せってなんだろうと。
普段考えない事や、気付かない事に気付く。そんなお盆であればいいなぁと思った。