毎年この時期、田植えを前に田畑に『れんげ草』が綺麗に咲いているのを見ると師匠僧多聞さまの話を思い出します。
師僧曰く、「私が子供の頃母が“お前はれんげ草におなり。れんげ草は田んぼの肥やし、家畜の餌です。お前のような人間でも、世間様の肥やしとなって人様のお役に立つように努力すれば、この世に生まれてきた甲斐を見つける事が出来るというものです」と。それで、僧侶の『僧』とれんげ草の『草』をかけて「以来私は心して『れんげ草(僧)』の人生を歩んできました」と語っておられたました。
そんな『れんげ草』の花言葉は『実り多い幸せ』。田んぼの肥やし、家畜の餌である『れんげ草』が『実り多い幸せ』とは。
私達も『れんげ草』のような人間になりたいものです。