ある小学校6年生の書いた『もどらないもの』という作文を見ました。
コップが割れれば新しいコップを買う事は出来る。だけど、割れてしまったコップはもうもどらない。コップの水がこぼれれば新しい水を汲む事は出来る。だけどこぼれた水はもうもどらない。
それにもましてもどらないのは“時”だ。去年とか昨日とかさっき過ごした“今”とか、みんなみんなもう戻らない。
新しい“今”は過ごせるけど、さっきの今はもう戻らない。
過ぎ去った楽しい時間を思い出すのは楽しいけれど、苦い思い出を思い出すのは苦しい。もうやり直しがきかないからだ。
みんなみんな戻らないものになってしまうのだから、苦い思い出をつくらぬよう“今”を精一杯頑張らなくてはいけない。
あ~楽しかったと言えるような思い出となるように。もう戻らないいまだから。
これが小学校6年生の詩です。素晴らしいです。はっきり分かるのは“今”だけです。子供に負けないように、“今”を精一杯生きましょう!