鳥取市郊外にある農業試験場で、綺麗に咲いた大賀ハスを見て来ました。
大賀ハスとは、昭和26年に千葉県の検見川遺跡から丸木舟などとともに、大賀一郎博士によって摂取されたたハスの種子3粒のうち1粒が発芽したものです。
2千年以上もの長い間地中に埋もれ眠り続けていたにも関わらず発芽し繁殖し見事な花を咲かせた『大賀ハス』、凄い生命力です。
お釈迦さまのイキイキと生きる為の教えを『妙法蓮華経』といい蓮華の教えとも言われます。お釈迦さまはハスの花の生命力にあやかり私達もイキイキと生きるという思いを込めて自らの教えを、蓮華の教えとされました。
生命力の強いハスではありますが、大賀ハスが3粒のうち1粒しか発芽しなかったように育てるのは容易な事ではありません。これは生きる事はなかなか容易な事ではありませんよというハスの花とお釈迦さまからのメッセージのようにも思えます。
季節は暑い夏へと移り変わっていきますが、ハスの花にあやかり、イキイキと元気に毎日を過ごしたいものです。