1月は行く、2月は逃げるという事で、3月を迎えました。
「節分過ぎて“ななゆき”」という言葉をよく耳にします。
節分を過ぎても、まだ7回雪が降らないと暖かくならないと思われていますが、“ななゆき”の“ゆき”は降る雪の事ではなく、何処どこへ行くの“行き”との事です。
“一行”は一週間の事ですから、“七行”は一週間が七回行く、七×七で四十九日という事です。
雪が七回降るのを数えていても、いつになったら暖かくなるかわかりませんが、節分過ぎて立春から一週間が七回四十九日経つとちょうど『お彼岸』が明けます。そこで『暑さ寒さも彼岸まで』という事になるわけです。昔の人はうまい事言ったものだと思います。
気温も暖かい日が増えてくると思います。コロナ禍で大変ではありますが、心も暖かく過ごしましょう。