*暦の上では『大寒』を向かえた。今は文明の利器のお陰で暖かく普通に過ごせるが、今日から『立春』までが1年で一番寒く、人間が暮らしていくのに一番厳しい時期ということだ。
ということで、今日からこの一番厳しい時期を無事に過ごせるようにと願いをこめ、夜に『寒行』というお勤めを行う。昔は寒修行といって、本堂でお勤めをした後、うちわ太鼓をうちお題目を唱えながら町を歩く修行をしていたものだ。学成寺も先々代住職の頃は檀信徒の方数名と寒修行を行っていた。今は本堂でのお勤めのみ。
便利になりすぎ、自然の厳しさを実感することが少なくなった昨今だけど、自然への感謝や恐れを忘れないようにしたいものだ。