*大祥忌(3回忌)の法事をお勤めした。孫さん(1歳の男の子)が、人見知りもなく笑顔を振りまきとても可愛かった。「子供の笑顔はなんでも許されますよね~」と話をしながら、「私は今どんな笑顔を見せても何も許されません」と言おうと思ったがやめておいた・・・。
お経を読む前に、「これから読むお経は如来寿量品第16っていうんですが、如来とはお釈迦様の事で、寿量とは寿命の事を言うんです。ですからこのお経はお釈迦様の命の長さの事について述べられた第16章という題名なんです」
「お釈迦様は永遠の命をもって、時を変え場所を変え姿を変えながら、ずっと沢山の人々を導いて来られたと説かれているんですが、私達の命も永遠なんですよっていうメッセージも込められているんです」
「私達の個々の体としての命は、締めくくりをむかえてしまいますが、体の中にあるDNAの遺伝子は先祖代々ずっと繋がっていて、その受けついだDNAに自分の行いが情報として入力され次の世代へとまた引き継がれていくわけです。ですから、遺伝子というレベルで考えると私達の命も永遠という事になりますよね」
「ですからDNAの遺伝子にどうせ情報を入力するなら、良い情報を入力して次の世代に伝えて行くんですよというメッセージがこのお経には込められているんです」
などと話をしていたが、段々ややこしくなって・・・。
はたして私は、良い情報を入力してきたのだろうか・・・。ドキッ!