*去年8月にご病気の為急逝された、鳥取城北高等学校の矢部公章教頭先生の二冊の詩集『にわたずみ』『えがお』を頂いた。
この詩集は、本来定年後時間の余裕が出来た時に出そうと計画しておられた詩集だった。
それが、ご病気が発覚し余命12ヶ月と告げられた時、この厳しい状況を受け入れざるを得ないと悟られ、私というひとりの人間が確かに存在したという事を詩集の出版によって証しておく事。それが残された短い時間の中で自分に出来る仕事だと考えられ、”期せずして”書き残された詩集。
この詩集は古里を100年を生きぬいた一族の叙事詩であり、次の世代の100年も幸多かれという先生の思いが伝わってくる。
題名の『にわたずみ』とは、雨が降った後にたまったり流れていく水の事。見た目はちょっと怖そうだけど、笑顔はなんとも穏やかで。そして気さくで生徒さんに「やべっち」と慕われ愛された先生の思いは水が流れるが如く次の世代へと繋がっていくことだろう。
余命!
なかなか実感が無いですが・・・
10年あるかなa〜?
都住職です!
余命ってのはないですよね。
余った命などありませんから、本命ですね。