*メモワールイナバさんにてお葬儀をお勤めさせて頂きました。
故人は、私が物心ついた頃から「やっちゃん、やっちゃん」と可愛がってくださっていた方だった。私が住職を勤めさせて頂いた頃だったろうか、「もう、やっちゃんじゃ~いけませんな~」と言われて、私は「やっちゃんでいいですよ」と言ったけど、それから「たいゆう(泰雄)さん」となった。やっぱりやっちゃんで良かったなぁと思った。
昔、お寺の行事で食事を出していた頃には、お寺の行事にはお参りされるだけでなく、前日の下ごしらえも手伝って下さりとてもお世話になった。私の母とおない歳でとても仲よくして下さり、二人の面白いやり取りや、子供の頃から記憶にある沢山のお姿が思いだされ、「やっちゃん」という声が聞こえてくるようだった。行年87歳のお別れだった。