*今年も田植えを前にした田畑にレンゲ草が綺麗に咲いています 🙂
そんなレンゲ草を見るたび、師僧の”僧多聞”(そうだもん)様が語っておられたお母様の思い出話しを思い出します。
師僧いわく『私の母は物の見通しのしっかりした人で、自分の子供といえども容赦はなかった。ある日私の成績表を前にして「お前さんは頭が悪い癖に勉強嫌いでは、世の中の人と肩を並べて生きていく事は容易な事ではありません。お前はレンゲ草におなり。レンゲ草は田んぼの肥やしになるし、家畜の餌になる。お前さんも世間様の肥やしとなって餌となって人様のお役に立つように努力すれば、お前のような者でもこの世に生まれてきた甲斐を見つける事が出来るというものです。お前はレンゲ草におなりなさい」その話に妙に納得がいった私はそれ以来「よし俺はレンゲ草になろう」心に決めレンゲ草・レンゲ僧の人生を歩んできた。最近孫娘の机の上に”花ことば”という冊子が置いてあったので、何気にレンゲ草の所を開いてみるとレンゲ草の花言葉は”実り多い幸せ”と書いてあるのを見て仰天した。田んぼの肥やし、家畜の餌である野の花が”実り多い幸せ”とは・・・。40年以上前に亡くなった母の顔が浮かび、思わず「お母さん!」と名前を呼んだ』❣
レンゲ草を見るたびに、毎年「生きて生きて生きまくれ!」「死ぬまで生きろ!」「愚痴を言っている暇はねえぞ!」としった激励して下さった僧多聞(そうだもん~)様のお顔が浮かぶ 🙂
”妙法レンゲ僧”になりたいものだ。