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9月13日(木) 鉄人の涙

2012年09月13日コメントをどうぞ

*とうとうこの日が来てしまった。鉄人28号じゃなくて鉄人金本選手が今季限りの引退を発表。

会見で21年の選手生活を振り返り涙を流しながら、「よく頑張ったなという思いはあるが、この3年間は惨めで、こんな苦しい人生あがるのかなという気持ちだった」。さらに、「いろいろな悔いがある。若い時もっと練習しておけば、もっといい結果が出ただろうし・・・。また来年もチャレンジしたいという悔いもあります」と素直に胸の内をの述べる金本選手に心をうたれ、苦しくなく悔いのない人生なんてないんだと感動した。

金本選手は1991年広島カープに「走攻守三拍子そろった選手」とドラフト4位(ハズレ4位)で入団したが、他球団からの評価は「非力で、プロの真っ直ぐにはついていけない。肩も弱いし、左打者というだけであまり魅力は感じない」と、手厳しかったとの事。広島球団も地元広陵高の出身でなければ、獲得を見送っていた可能性が高く。それゆえの“外れ4位”だったそうだ。

その後、ウエートトレーニングを重ね、もの凄い努力の結果、パワーヒッターに成長していくわけだが、そんな金本選手をして、「若い時もっと練習しておけば、もっといい結果が出ただろうし・・・」というコメントは重みがあるというか重すぎる。なんかドキッとするコメントだった。

お疲れ様と言いたいが、44歳は世間でいえばまだまだ若い。新たなるスタートだと送りだしたい。

以前、野村克也さんが金本選手に、「引き際は難しいな~」とコメントしていた事を思い出した。我々お坊さんの引き際は・・・。

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