*月回向(毎月の御命日のお経)に伺った檀家さんが、新築された家への引っ越しをまじかにして、忙しそうにしておられた。「若いもんや~と一緒に住む事になってほんとに有難い事ですわ~。頼らないけんことは、素直にたよらないけんし、自分ら~で出来る事は自分ら~でせないけませんしな~。私ら夫婦は先がしれとりますけど、若いもんら~は先が長いですけ~、若いもんら~の方がエライ(しんどい)と思いますわ~」と言われるのを聞きながら、こういう謙虚な気持ちが3世代(孫さん入れて)同居の賑やかな家庭を築くんだろうなぁと思った。来月の新築の家での月回向が楽しみだ。
*午後、葬仙さんの家族葬用のこじんまりとした施設で家族葬をお勤めした。開式にあたり私が、「これより○○様のお葬儀を始めさせて頂きます。どうか故人の一番よいお顔を思い出して頂きながら、御一緒にお勤めさせて頂きたいと思います」と開式の言葉をのべ、最後も、私が「以上を持ちまして・・・」と司会者さんの役も・・・。
喪主さんの意向で会館での葬儀と火葬場だけお勤めさせて頂いた。72歳の旅立ちで故人は喪主さんの弟さんだった。