*鳥取県日蓮宗布教師会の研修会があり、東伯町の『家畜改良センター 鳥取牧場』の中にある畜魂碑の前でお経を読み畜魂供養をお勤めし、その後八橋の法輪寺さんに移動し昼食をとった後、国府町で酪農を営まれる野田千恵子さんのお話しを聞かせて頂いた。
畜魂碑の前でお経を読みながら、私達は沢山の命を頂いている事を実感した。
法輪寺さんに席を移しての研修はとても勉強になった。
「牛は可愛いだけでは飼育出来ません。ある程度習慣づければそれなりに動いてくれる」という話を聞きながら、人間も同じかもと・・・。
「朝5時の乳搾りにはじまり、牛の生活のサイクルに合わせて私たち酪農家は生活していますが、人間の都合で常に乳が出るように牛を飼育していることを思うと何とも言えません」と言われる言葉にほんとに、何とも言えない思いがした。
「乳牛にツノありません」と言われるので、なぜですかと聞くと、「人間があぶないからです。稀に大きくなってしまったツノを切る事がありますが大変です」と言われるので、「うちの奥さんのツノを切るのは大変って事ですね」と余計な事を・・・。
「酪農はほんとに大変な仕事ですが、主人は酪農を楽農にして楽しみたいと言って頑張っています」などとお話しされる姿に、これから牛乳を飲む時はしっかりと味わって飲ませて頂きたいと思った。とても有意義な研修だった。