*八頭町のJA葬祭『清光苑ホール』にて蓮教寺のお檀家さんのお葬儀をお勤めした。
行年92歳のおばあちゃんで、昭和25年に御主人を亡くされるも、以来田畑を耕し農事に一生を尽くして家を守り子供さんをはぐくんでこられた方だった。蓮教寺の行事にもよくお参りされており、そんな折々の姿が思い浮かんだ。
お通夜の後、『入る息は、出ずる息をまつことなし・・・まず臨終の事を習うて多事を習うべし』という日蓮聖人の言葉を引用し、「人間の命とは今吸った息が次の瞬間スッと吐けるという保証もないものです。だからいつその時をむかえても悔いが無いように毎日をイキイキと生きましょうという日蓮聖人からの私たちへのメッセージの言葉です。急逝されたおばあちゃんがお釈迦様のお使いの方となられて私たちに、一番大切な事を教えて下さったんだと思います」などとお話しさせて頂いた。