今月の言葉

止まらないように

2025年11月03日コメントをどうぞ

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NHKのテレビ番組で、ロック歌手矢沢永吉さんと元プロ野球選手イチローさんの対談『二人の英雄が、いま「失敗」を語り合う~俺たちの失敗~』を見ました。

多額の借金を背負うという挫折を乗り越え歌い続け御年76歳を迎え、この秋には6年ぶりのアルバムを引っさげて76歳での史上最高齢となる東京ドーム公演に挑むという“挑戦のロックスター”矢沢永吉さん。

そして50歳までの現役を約束したのに45歳で引退した悔しさを乗り越え、今なお若手選手や高校球児と共に汗を流し続け野球への情熱を燃やし続けるイチローさんとの素晴らしい対談でした。

『止まったら死んでしまう』という矢沢さんの言葉に深くうなずくイチローさん。成功の陰にある失敗や後悔を乗り越えたからこそ出てくるリアルで力強い言葉の数々に勇気をもらい、歳を重ねても挑戦し続けるイキイキとした二人の素晴らしい姿に感動しました。

体はどうしても老いを重ねていくわけですが、やはりいくつになっても、体も心も留まったらだめだなぁと改めて思いました。今年もあと2か月となりましたが心も体も止まることなく元気に頑張っていきたいものです。

礼にはじまり

2025年10月02日コメントをどうぞ

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とりぎん文化会館で開催された『煎茶道 黄檗売茶流 大煎茶会』に参加し見事なお手前でお煎茶を頂きました。

お手前の作法は無駄な動きはなくとても美しいものでした。

そして、家元の通仙庵孝典さんのお話しは素晴らしかったです
「いろんな流派があるわけですが、第六感といいますか、居心地がいいなぁ美しいなぁと思った方が集まってくる。それが流派だと思います。

お手前は礼に始まり礼に終わります。息を吐きかけないように唾が飛ばないように頭を下げて喋るのが礼です。これから一点差し上げますが宜しいでしょうか、宜しいですと礼で返事が返って来て、感謝を込めてお手前が始まります。礼に始まり礼に終わる。礼とは感謝で、感謝に始まり感謝に終わる。相手に対する思いやりが大切です」

礼を尽くす思いやりや感謝の心を日常生活にも生かしていく事が出来ると、世の中潤うのだと思います。相手の事を思いやる感謝の心大切にしたいものです。

お彼岸の事

2025年09月01日コメントをどうぞ

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1年に2回あるお彼岸の中日は、昼と夜の長さが同じで片寄らずバランスの良い日です。

それにちなんで、普段の生活のバランスの乱れを修正しましょうというのがお彼岸です。そのバランスの修正方法が6つあります。

① みんなと物を分け合いましょう。(布施行)

② ルールを守りましょう。(持戒行)

③ ちょっと我慢してみましょう。(忍辱行)

④ なんでも一生懸命やってみましょう。(精進行)

⑤ 慌てないで落ち着いて物事を考えてみましょう。(禅定行)

⑥ 何が良い事か悪い事か良く考えて行動しましょう。(智慧行)

これが、みんなと仲良く生きやすく生きる六つの方法で、六波羅蜜といいます。子供でも分かる簡単な事なのですが、それがなかなか出来ていないのが私達大人の現実です。

気候も良くなり、人間の頭も冴えてくるといわれるこの時期、お彼岸を『世の中のバランスの乱れを修正する強化週間』と考えて何か一つでも心がけ実行してみましょう。

留守番

2025年08月01日コメントをどうぞ

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お盆を迎えると多く人がお墓にお参りされますが、素朴な疑問を持っている人が多いと思います。

以前ある方から、「お盆はご先祖様が家に帰って来られるんですよね。という事はお墓にお参りしてもお墓は「留守」じゃないんでしょうか。と尋ねられた事がありました。

確かにご先祖様は家に帰って来られるわけですからお墓は留守という事になります。なぜお墓に参るかというと「お留守番」という事です。

私たちが出かけて家に誰もいなくなる事を留まって守と書いて「留守」にするといいます。

出かけて家には誰もいないように思えますが、ところがお姿こそ見えませんが家にはちゃんと留まって守って下さっているご先祖様がいるという事です。

普段家を留守番して守って頂いてるので、お盆の間は私達がお墓の様子を見に行って掃除したり灯りを灯したりしてお墓を留守番しておきますから安心して家に帰ってきてくださいねという事です。

これで、お墓参りのつじつまはあったと思います。

他にもいくつかの事柄がつながらないとお盆行事の意味が成り立たないわけですが、いろんな思いを込めてお盆を過ごしましょう。

 

煩悩

2025年07月01日1件のコメント

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人間には沢山の『煩悩』があるといわれています。

煩悩って悪い事のように思われますが、ほんとに悪い事なのでしょうか。

煩悩の中の一つである『欲』があるという事は、むしろ普通に人間らしい事だと思います。

元気に毎日を暮らしたい、美味しいものを食べたい、楽しい事をしたい、人間ある程度の欲は必要ですし、それがなければ生きてはいけないと思います。

ただ度が過ぎると困った事になってしまします、

何事も程々が一番なのですが、その程々を難しくしてるのも『煩悩』です。

いずれにしても人間、『煩悩』こそ生きる力でもある事は間違いないと思います。

『NO 煩悩 NO LIFE』 煩悩なしでは生きられないという事で『煩悩』を力にイキイキと生きたいものだと思います。

毎日が初心者マーク

2025年06月01日コメントをどうぞ

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梅雨の季節を迎えました。

雨が続くと憂鬱になる事もありますが、雨は恵みの雨でもありますので気持ちは爽やかに過ごしたいものです。

「止まない雨はない」と言いますが、止んでも、また降るのが雨です。

なので、肝心な事は、雨が止んでいるうちに次に雨が降った時の準備をする事だと思います。

何事もそういう心構えでいたいものだと思います。

6月15日には、学成寺の『花まつりライブ』が5年ぶりに賑やかに開催されます。

毎日が初心者マークの日々を元気に過ごしましょう。

レンゲ草

2025年05月01日コメントをどうぞ

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田植えを前にした田畑にレンゲ草が綺麗な花を咲かせていました。

毎年レンゲ草を見るたびに、師僧の僧多聞さまが語られた母との思いで話を思い出します。

「私が子供の頃母が、お前さんはレンゲ草におなり。レンゲ草は人様の見えないところでお役に立つ田んぼの肥やし家畜のエサです」。出来の悪いお前さでも頑張ってレンゲ草のような人間になれば、少しは世の中のお役に立つというものですと。以来私は妙法レンゲ草になりたいと頑張ってきました」と語っておられました。

久しぶりに師僧“僧多聞”のお顔が目に浮かびました。

みんなが仲良くレンゲ草になると、世の中が優しくなれるのだと思います。

休むのも

2025年04月01日コメントをどうぞ

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4月8日は『花まつり』、お釈迦様のお誕生日です。

お釈迦様のお母さまのマーヤ夫人は、大変な難産の末にお釈迦様を出産され、七日後に亡くなられてしまいます。成長されてその事を知ったお釈迦さまは、自分はこの世に生を受けたけど、母が亡くなられた事を知りとても深い悲しみに心を病まれます。だがしかし、その厳しい現実をしっかりと受け止め受け入れて、やがてこの世はすべて縁によって繋がっている事を悟られて、イキイキと生きる為の教えを発信する素晴らしい方となられていきます。

そんなお釈迦様のお誕生を祝い、私たちも思うにならない事の多い現実を受け止め受け入れて一生懸命に毎日をイキイキと送りたいものだと思います。

お彼岸

2025年03月01日コメントをどうぞ

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早いもので3月を迎えました。

3月はお彼岸を迎えます。1年に2回あるお彼岸の中日は、昼と夜の長さが同じでバランスの良い日です。それにちなんで、普段の生活のバランスの乱れを修正しましょうというのがお彼岸です。

そのバランスの修正方法が6つあります。

  • みんなと物を分け合いましょう。
  • ルールを守りましょう。
  • ちょっと我慢してみましょう。
  • なんでも一生懸命やってみましょう。
  • 慌てないで落ち着いて物事を考えてみましょう。
  • 何が良い事か悪い事か良く考えて行動しましょう。

この6つ、子供でも分かる簡単な事だと思いませんか。

それがなかなか出来ないのが現実です。

気候も良くなり、人間の頭も冴えてくるといわれるこの時期、お彼岸を『世の中のバランスの乱れを修正する強化週間』と考え、バランスを修正し毎日を過ごしましょう。

ななゆき

2025年02月01日1件のコメント

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今年の冬は鳥取市内には積雪は少ないけど寒い冬になっています。

この時期になるとよく「節分過ぎて、ななゆきっていいますけ~な~、まんだ7回行が降らんとぬく~なりませんな~」という話しを耳にします。

ところが、『ななゆき』の『ゆき』は降る雪の事ではなく、何処どこへ行くの『行く』という字を書きます。

なので、『一行』は一週間、七日間の事をいいますから、『七行』とは一週間が七回行く、つまり四十九日間の事を表します。

雪が七回降るのを数えていても、いったいいつになったら暖かかくなるのか分かりませんが、節分過ぎて『立春』から一週間が七回、四十九日経つと、ちょうど春のお彼岸があけます。それで『暑さ寒さは彼岸まで』という事になるわけです。

昔の人は、うまい事言ったものだと思います。

という事なので、まだまだ寒い日が続きます。油断しないように元気に『ななゆき』を過ごしましょう。

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