今日のつぶやきBLOG

 8月13日(木)『お盆ってなに!』パート③

2020年08月13日4件のコメント

*今年はコロナ禍でお盆経を自粛・中止させて頂いているので、本堂で『お盆のお経』をお勤めさせて頂いた。

当初は、「13日と14日は本堂でお盆のお経をお勤めしますのでお参り下さい」と案内させて頂いていたが、感染リスクを避ける為にお参りを自粛して頂く事に 😥

なんとも寂しいお盆になってしまったが、今の状況では仕方がない 😥

お盆のお経

お盆のお経

お焼香

お焼香

境内の浄行菩薩様

境内の浄行菩薩様

マスク三点セット・・・

マスク三点セット・・・

という事で

*『お盆ってなに』パート③
8月にお盆行事が営まれますが、本来は7月15日がお盆のいわれとなった日です。なので関東地方では7月に営まれています。
7月は農繁期なので月遅れのお盆になったとの事です

という事で、7月15日の由来のお話です

お釈迦さんの弟子に普通の人が見る事が出来ない世界を見る事が出来るという不思議な能力を持ったモッケンレン(目連モクレンさん)という方がいました。そのモクレンさんの優しかったお母さんが亡くなられ、たいそう悲しまれたモクレンさんはお母さんはどこに行かれたのか、不思議な能力でお母様の姿を探しました。優しいお母さんだったのできっと仏様の元から自分達を見守ってくれているに違いないと、仏様の世界を覗きますが姿は見えません 😥
きっと菩薩様の世界だと思い覗きますが此処にもおられません。人間界にも勿論おられません。おかしいなぁと思いながら、まさかこんな所にはおられないだろうと思って恐る恐る覗いた餓鬼界に、なんと逆さまに吊り下げられた(盂蘭盆)ような苦しみを受けておられるお母様の姿がありました 😥
火が燃え盛って熱そうなので水をかけましたが更に燃え上がり苦しみが増してしまいましたお盆の供養を水向供養というのはその為です。

驚いたモクレンさんは、お釈迦の所へ飛んでゆき、母が餓鬼界に堕ちて大変な事になってしまっています。なんででしょうか、いったいどうしたら良いのでしょうかと尋ねましたするとお釈迦様が、「これはあなたのお母様だけの事ではありませんが、ちょっと自分勝手な行動がありはしませんでしたか」と言われました。
そして「自分さえ良ければという考えや行動が、やがて巡り巡って自分に戻って来てお母様のように大変な事になるものなんですよ」と諭されました。
「確かにそんな事もあったかもしれません。では、いつ何処でどのようにしたら母を救う事が出来るでしょうか」とお釈迦に尋ねます。するとお釈迦が、「お母様は、自分が自分がという思いが強かった事がありました。自分がの“が“を、あなた“が“にする行為をしなさい。つまりに人様が喜ばれるような施しをするのです」と言われます。モクレンさんが、「では、いつ何処で何をすれば良いのでしょうか」と更に尋ねます。更にお釈迦が「雨が降る時期(雨季)になるとお坊さん達が『雨安居(うあんご)と言って、みんなが一箇所に集まって修行をしています。その『雨安居』が終わる7月15日に、そこに行ってお坊さん達に、食べるものでも着るものでもなんでもいいですから沢山の施しをしてあげなさい」と言われます。

お母様を救いたいが一心のモクレンさんは、7月15日に『雨安居』が終わるお坊さん達のところへ行って沢山の施しをしてあげました 🙂
後日、お母様はどうなったかなぁと恐る恐る餓鬼界を覗き見ると、お母様の姿は見えなくっていて、仏様の元で自分達を優しく見守って下さっているお母様の姿が見えました
という事です 🙂

この話を元に、私達はモクレンさんのようには見る事ができません 😥
なので、姿が見えない事に物に気持ちを込めようとした時、ある程度具体的な状況設定がないと気持ちが込めにくいので、13日にお母様だけでなくご先祖様に家に帰って来て頂いて、更に餓鬼界で苦しむ方々も救うという思いも含めて、沢山のお供え施しをし、15日に帰って頂きましょうという事から、今のお盆行事が営まれるようになりました
二度と会う事が叶わない大切な方、命を繋いでくださったご先祖様を通して、どうしたら逆さまに吊り下げられたような苦しみ『盂蘭盆』を受けないで、みんなが明るく元気に楽しく日々を送る事が出来るかを考えさて頂くのが『盂蘭盆会』の本来の意味になります
そして、お盆に、餓鬼に施すという意味で『盆施餓鬼法要』が営まれます 🙂
『お盆ってなに』パート①②③を繋げて頂くと、盂蘭盆会の今が分かっていただけるかと思います。

 8月12日(水)お盆ってなに!パート②

2020年08月12日4件のコメント

*今日も本来なら、市内のお盆経に巡拝する日だが、コロナの影響で自粛・中止。

*『お盆ってなに』パート②

盂蘭盆とは日本語ではありませんインドの古い言葉『ウランボン』に当て字が使われ『盂蘭盆』(うらぼん)となり、略して『お盆』と言われるようになりました。

“ウランボン“とは、なんと“逆さまに吊り下げられた様な大変な苦しみを受けている“という意味です
自分の都合だけ考えた自分勝手な行いは、やがて自分に戻って来て大変な事になりますよという戒めの言葉それが“盂蘭盆“です  😡
近年の猛暑や温暖化の影響を受ける私達人間ですが、人間の都合のいいようにして来た事が自然界に影響を与えた事は否めませんそう思うと、私達人間はまさに『盂蘭盆』の状態だと言えます 😥

なので、『お盆』は、今までして来た事を省みて反省し、これから先どうしたら“盂蘭盆“の状態にならない様な生活が出来るかを考える大切な機会という事になります
ですから、お墓参りイコールお盆ではありません。

まして今、私達人間の置かれている厳しい状況遠考えると、もはや、お墓参りして「お盆が終わりました」などと呑気な事を言っている場合ではないと思います。
『会』とは、何々の時ですよという意味ですから、『盂蘭盆会』とは、盂蘭盆の事考える時ですよという事です。
本来7月15日がお盆の由来のなった日ですが、その話は『お盆ってなに』!パート③で。

 8月11日(火)蓮教寺

2020年08月11日4件のコメント

*例年だと今日は朝6時半に出発し船岡町・郡家町・そして市内のお盆経を数軒勤める日だった。

お盆経を自粛したので、若桜町の蓮教寺へ行き、いつも奥さんにしてもらっている本堂掃除して、本堂前に提灯を出した。

お墓のお花は昨日奥さんが入れてくれていたので、いつもの如く世の中の安寧を願って平和の鐘をついて帰ってきた。

今日は40℃に達したところもあったようで、標高約200メートルの若桜町もうだるような暑さだった。

本堂掃除

本堂掃除

提灯

提灯

怪しい・・・

怪しい・・・

 8月10日(月)墓参り代行

2020年08月10日4件のコメント

*お昼のテレビで、『お墓参り代行サービス』を報じていた。

以前から行われている事ではあるけど、コロナ禍の今、とても多いとの事。

安心して帰省できない状況の中、これはありだなぁと 🙂

でも、お墓が住まいと離れたところにあると、やがてお墓の移転、ついにはお墓しまいという事に・・・。

でも、今できる事をそれなりにしていけばいいのだと思う。

お墓参り代行サービス

お墓参り代行サービス

業者さん

業者さん

 8月 9日(日)『お盆ってなに』パート①

2020年08月09日4件のコメント

*例年だと、今日9日は、朝から八頭郡のお盆経に巡拝する日でした。

*いよいよお盆が近くなってきたのでFacebookにも投稿した『お盆ってなに』パート①を 🙂

*ある方から「お盆にはご先祖様は家に帰って来られるんですから、お墓に行っても“留守“じゃないんですかぁ」と尋ねられました 🙄
昔の人は「“留守“のお墓は私達が掃除をしてちゃんと様子を見ておきますから、安心して家に帰っていてくださいね」という思いでお墓に行っていました。なのでお盆のお墓参りには“留守番“という思いが込められていました 🙂

“留まって守る“と書いて『留守』と言います。自分達は外出して家には誰もいないように見えますが、ところが家には姿こそ見えませんがちゃんと留まって守って下さっている方(ご先祖様)がいるという意味です。
ですから、普段家を“留守番“して下さってるご先祖様に、お盆の間くらいは私達がお墓を留守番させて頂きますからねというのがお盆のお墓参りという事になります 🙂

*そしてご先祖様の送り迎えに使ったのが“盆提灯“です 🙂
提灯を持って家族揃ってお墓に行き、お墓のローソクの火を提灯に移し、私達が道案内しますから懐かしいお家に帰りましょうねと、家に戻り、家に祀った精霊棚のローソクに提灯で持ち帰った火を移し「お帰りなさい」とご先祖様を迎えました。
そして、お墓に送る時は、逆の事をして送りました。
ところが、昔はお墓から家や田畑を見守ってくださいという思いで、家に近い所にお墓がありましたが、段々お墓にと家とが離れてしまい提灯を持って送り迎えが出来なくなってしまいました 😥
それで玄関先で迎え火送り火を燈して、その人を目印に帰って来て頂くようになりました
迎える時は早く帰ってきて欲しいので、馬に見立てたキュウリに乗って、帰る時は名残おいしいので、牛に見立てたナスに乗ってゆっくり帰ってくださいねという事でキュウリとナスをお供えしました
昔は、馬や牛が生活に密着していましたから、それが通用しましたが、今の子供さんに馬や牛に乗ると言っても実感がないと思いますなので、家に帰って来られる時はミニカーお墓に戻る時は自転車だよと言うと、形は変われども気持ちは伝わって行くとおも思います
私達日本人は、目に見えない物、姿が見えない方に気持ちを込める為に、生活様式にそった具体的な状況設定をして、お盆行事を営んで来たという事です 🙂

『盂蘭盆会』の意味は、お盆ってなに!パート②で 🙂

 8月 8日(土)空飛ぶ住職

2020年08月08日4件のコメント

*例年だと今日は八頭郡若桜町と八頭郡郡家町へ数軒のお盆経をお勤めする日だけど、今年はお盆経はコロナ禍の為自粛中止とさせて頂いた。それで今日は市内の初盆のお経を1軒勤めさせて頂いた。

おうちに伺うと、かわいい孫さんが寄って来てくれて、自分の名前を○○ですと言って、「4歳です~」と。「こんにちは。和尚さんですよ~。和尚さんは何歳になったのかなぁ~・・・」と。恥ずかしくて61歳になりましたとは言えなかった 😛  可愛い孫さんの姿に故人のお爺ちゃんも喜んでおられた事だろう。

今年は、初盆だけお勤めさせて頂く事にしているので、例年より少しゆっくりさせて頂けたのは有難い事だ :-) でも、喋りすぎて迷惑だったかも・・・ 🙄

*そしてコロナ禍の中、少し和んでいただけたらという事で、魔女の宅急便ならぬ、怪しい住職の宅急便 😛

先日お昼の『ヒルナンデス』で見てたのをそのままやってみた 🙂  我ながらこれは面白い 😛

魔女の宅急便の主人公キキのように、僕はちゃんとひとり立ちできるだろうか 😀

🎵飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで~🎵

行ってきま~す 😛

しかし、どこへ行くんだろう 🙂

空飛ぶ住職

空飛ぶ住職

 8月 7日(金)バーチャルお墓参り

2020年08月07日4件のコメント

*今日は本来だったら、上味野の清照寺さんの『お盆施餓鬼法要』に出仕する日だったが、今年は新型コロナの影響で、施餓鬼法要での行き来はやめる事に 😥

寂しい話だけど、この状況下仕方がない 🙂

*昨日のTVで見た、パーチャルお墓参り。今の状況を考えると、いろんな意味でこれもありだなぁと 🙂

そしてこれからは、お墓のあり方、お寺のあり方も変わっていく事だろう。
これからのお寺は、本来がそうであった様に、“生きる為のお寺“でありたいと思う 🙂

バーチャルお墓参り

バーチャルお墓参り

 8月 6日(木)床修理

2020年08月06日6件のコメント

*客殿の玄関の床張り替え作業が終了した。

37℃の猛暑の中、作業された大工さんは大変だったと思う。ありがたい事だ 🙂

床が抜けそうで、バキバキいってたので、場所を選んで歩いていたけど、これで普通に歩けるようになった。本当に良かった 🙂

次回作業は8月末か9月になってからとの事。

暑い中の作業

暑い中の作業

あと少し

あと少し

完成

完成

 8月 5日(水)床工事

2020年08月05日6件のコメント

*お寺の客殿の玄関など数か所の床が抜けそうになっていて、第1回目の工事が始まった。

床をはぐるとカビ臭いにおいが 😥 ・・・。

猛暑の中、大工さんは大変な作業で申し訳ない事が、お盆までにという事で今日始まった。ありがたい事だ 🙂

工事開始前

工事開始前

床をはがして

床をはがして

地面

地面

はがし終えて

はがし終えて

 8月 4日(火)掃き掃除

2020年08月04日4件のコメント

*境内の楠の葉が落ちるので掃き掃除をした。

新しい箒は掃きやすい。畳となんとかは新しい方がいいというが、箒も新しい方がいいなぁ 🙂

新しいほうきで

新しいほうきで