12月8日は何の日でしょう?。パールハーバー第二次世界大戦の始まった日、元ビートルズのジョンレノンが凶弾に倒れた日。そして8日はお釈迦様た悟りを開かれた日です。そんな素晴らしい日に戦争を始めたり人の命を奪ったり、ほんとに人間は愚かな生き物だと思います。
この日には仏教会では『成道会』(じょうどうえ)という法要が営まれます。
お釈迦様が悟りを開かれた姿を描いた絵には、静かに座っておられるお釈迦様に数本の矢が飛んできて当たっている様子が描かれています。
しかし、下の方を見ると飛んできた矢がお釈迦様に当たると、なんと花びらとなって舞い落ちています。
飛んできた矢を投げ返すから戦争となるという事です。
自分に飛んできた矢を花びらに変える。なかなか出来る事ではありませんが、でも同じ事を繰り返していては、いつまでも穏やかな日々は訪れません。
忙しく慌ただしい年の瀬をむかえますが、慌ただしいという字は、心が荒れるという意味があり、忙しいという字には、心を亡くしているという意味があると言います。
いつも以上に落ち着いて「どうにかなるさ」くらいの気持ちでちょうどいいかもしれません。
今年一年を「花びら」に変えて、あたらしい歳を向かえましょう。