NHKの『地球一番』という番組で、カリブの小さな国トリニダート・トバコで開催されたドラム缶音楽コンテストを見ました。
ドラム缶をへこませて作った楽器スティル・パンで奏でられる演奏は素晴らしいものでした。
音楽を禁止された奴隷として生きてきた人々の苦難の歴史の中から生まれたというこの楽器の演奏は、魂を揺さぶられるような迫力がありました。
番組の最後に、リポーターと勤めたミュージシャンの浜野謙太さんが演奏者のロビンソンさんに「日本では大震災が起こった時に、こんな時に音楽をやっていていいのだろうかと思い僕は演奏するのを止めました。あなた達も同じ事をするだろうか」と尋ねると、ロビンソンさんは「僕たちも同じようにするだろう。でも1か月もしたらまた音楽をやり始めるだろう。なぜならば人生は続くんだ」と。
「人生は続くんだ・・・」という言葉に感動しました。
いろんな事が起こりどんな状況にあっても、月日は流れて時は過ぎていきます。身の回りに起きることをしっかりと受け入れて、「人生は続くんだ」という言葉をかみしめて毎日を過ごしたいものです。