今月の言葉

ありのまま・・・

2014年12月01日コメントをどうぞ

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女子ゴルフのエリエールレディースで今季初優勝を飾った横峯さくらさんの「主人の作戦に乗っかった事で優勝できました」と語る笑顔に感動しました。

この優勝は、「努力とポジティブだけではダメ」という、メンタルトレーナーを勤める御主人の森川陽太郎さんとの二人三脚で勝ち取った優勝でした。

自分が出来る範囲で設定する『OKライン』を決めて、それができればOKと納得し自己肯定し、決してベストを求めない。

そして終わった後に、その日の事をフィードバックし次につなげていく。これがスランプ脱出のカギとなったとのことでした。

何かと慌ただしい師走をむかえますが、それが出来ればOKという、『OKライン』を設定し、無理のないよう“ありのままの自分”で来年に繋がるように年の瀬を過ごしましょう。

その時できる事をすればいい

2014年11月01日コメントをどうぞ

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『松山千春コンサート・ツアー2014あの日の僕等』を見に行きました。

歌は元より、相変わらずの松山節でのマイクパフォーマンスが繰り広げられる素晴らしいコンサートでした。

「生きることも、歳をとることも恥ずかしい事じゃない」

「僕らは若い頃には戻れない。10代、20代、50代、60代、70代・・・と、その時出来る事をすればいい」

「僕らは生まれた時から片道切符で生きている。しかも、行き先が決まっていない。その片道切符を絶対に手放してはいけない」

「奇跡はあなたが生まれた時から始まっている。毎日毎日、奇跡は続く。悩むことはない、この奇跡を続けて下さい」

などなど、へたな坊さんよりよっぽど説得力がある言葉でした。

♪生きることが つらいとか 苦しいだとか言う前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ♪ と、観客と大合唱となった『大空と大地の中で』に感動しました。
ほんとに野に咲く花のように力の限り生きたいものです。

幸せって・・・

2014年10月01日コメントをどうぞ

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インドと中国の間にある美しい自然と仏教文化あふれる小さな国『ブータン』は所得やGDP(国民総生産)の尺度では世界的に貧困とされる国ですが、経済成長より国民の幸せが重視され、国民全体の幸せ感は日本より高いとされているそうです。

そんな状況を思うと、これだけ豊かな国である日本人の幸せ感が薄いというのは如何なものかと考えさせられます。

幸せ感が薄くなる原因は、なんでも”あたりまえ”と思っていることにあります。”あたりまえ”という気持ちが、身の周りにある小さな幸せを覆いかくし、幸せを見えなく、気付かなくしてしまっているわけです。

『あたりまえ』とう気持ちを、サ∼と取り払ってみると、周りにある沢山の小さな幸せが見えてくるはずです。

『あたりまえ』という気持ちを取り払い、沢山の幸せ感じたいものです。

暑さ寒さは彼岸まで

2014年09月01日コメントをどうぞ

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天気予報などで使われる『平年並み』の『平年』は、過去30年間の平均をいい、それを10年事に更新しいるそうです。

昔の夏は30℃でも十分暑かったのに、今では30℃は涼しく感じるようになりました。

今の異常気象がこれから続いていくと、やがてそれが『平年並み』になってしまうのでしょうか。

自然界に限らず恐ろしい事件が続発する人間界も、今の状況が『平年並み』にならない事を願うばかりです。

お彼岸をむかえますが、お彼岸は片寄ったものの考え方や行動を改め、バランスの乱れを修正する機会です。

自然界も人間界もバランスが崩れてしまったと思える事が続発する昨今、お墓にお参りして『お彼岸が終わりました』などと呑気な事を言っている場合ではありません。

お墓に参り、手を合わせ命を繋いで下さった方々に感謝し、常日頃のバランスの乱れを修正する事を考えたいものです。

『暑さ寒さは 彼岸まで』と言いますが、『彼岸まで』だと油断に繋がりますので、『暑さ寒さは 彼岸から』という事で毎日を過ごしましょう。

ウランボン

2014年08月06日コメントをどうぞ

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『盂蘭盆会』をむかえます。

『盂蘭盆』とはインドの言葉『ウランボン』が語源です。その意味は、自分の都合ばかり考え自分勝手な事ばかりしていると、その行いはやがて自分に戻ってきて大変な苦しみを受ける事になりますよという戒めの言葉です。

温暖化やもはや日本は亜熱帯地方になったのでは思うような夏も、人間が自然界に影響を与え続けてきた事も要因の一つです。

そう思うと、私達人間はまさに『ウランボン』の状態にあるという事です。

どうしたら、そのような事にならないかを考えるとき、それが『盂蘭盆会』です。もはや、「お墓にお参りし、今年もお盆が終わりました」などと呑気な事を言っている場合ではありません。

お墓参りを通して、普段気が付かない事に気付き『ウランボン』にならない生活考えましょう。

辛いという字がある・・・

2014年07月01日コメントをどうぞ

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『辛いという字がある もう少しで 幸せになれそうな字だ』

これは星野富弘さんの書かれた詩画集に載っていた言葉です。

星野富弘さんは体育の先生をしておられましたが、空中回転の指導中に頸椎を損傷し手足の自由を失われました方です。

そして入院中に筆を口にくわえて文字と絵を書き始められ、絵に詩を添えた詩画集を出されるようになられました。

その詩画集の中に書かれていた言葉が、『辛いという字がある もう少しで 幸せになれそうな字だ』です。

確かに、「辛い」という字は、ちょっと線を足せば「幸せ」という字になります。

とても励みになる素晴らしい言葉です。

ちょっとの努力を重ねて、幸せを感じる日々を送りたいものです。

た~ての糸は あなた~♪

2014年06月01日コメントをどうぞ

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*中島みゆきさんの名曲『糸』の歌詞に、♪たての糸はあなた∼ よこの糸はわたし∼♪ というのがあります。

お経の『経』はインドの言葉でスートラといい『たて糸』の事を言います。

1枚の布が織りあげる時、たて糸をよこ糸で紡ぎ布が織りあがっていきます。たて糸が曲がっていては布は綺麗に織りあがりません。なので『たて糸』はとても大切なものです。

我々が生きていく上にも『たて糸』となる教えが必要だという事で、中国の人がインドの言葉スートラ『たて糸』を『経』と訳しました。

そして、『よこ糸』の事をタントラといい、補佐するものという意味があります。

『たて糸』を『よこ糸』が補佐し成り立っていくという事です。

♪たての糸はあなた∼ よこの糸はわたし∼♪ 素晴らしいと思います。

必死に生きる

2014年05月01日コメントをどうぞ

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ある新聞のコラムで、「生物は必ず死ぬ。つまり『必死』です。と書かれているのを見ました。

さらに、「我々は死ぬまで必死に人生を生き続けます。運命と同じように、寿命は思い通りにならないかもしれませんが、ほんのわずかなプチ努力、あるいは、子供の頃に身に付けた良い生活習慣によっては、思いのほか快適な人生が過ごせるかもしれません」と書かれていました。

なるほど∼と思いました。

「運命は思い通りにならないかもしれませんが」と書いてあるのを見ながら、『運命とは 命を運ぶと書く 自らの運びようでいかようにもなる』という言葉を思い出しました。

五月晴れの五月をむかえ、ほんのちょっとの努力を積み重ね、イキイキと必死に命を運びましょう。

人生は続くんだ

2014年04月02日コメントをどうぞ

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NHKの『地球一番』という番組で、カリブの小さな国トリニダート・トバコで開催されたドラム缶音楽コンテストを見ました。

ドラム缶をへこませて作った楽器スティル・パンで奏でられる演奏は素晴らしいものでした。

音楽を禁止された奴隷として生きてきた人々の苦難の歴史の中から生まれたというこの楽器の演奏は、魂を揺さぶられるような迫力がありました。

番組の最後に、リポーターと勤めたミュージシャンの浜野謙太さんが演奏者のロビンソンさんに「日本では大震災が起こった時に、こんな時に音楽をやっていていいのだろうかと思い僕は演奏するのを止めました。あなた達も同じ事をするだろうか」と尋ねると、ロビンソンさんは「僕たちも同じようにするだろう。でも1か月もしたらまた音楽をやり始めるだろう。なぜならば人生は続くんだ」と。

「人生は続くんだ・・・」という言葉に感動しました。

いろんな事が起こりどんな状況にあっても、月日は流れて時は過ぎていきます。身の回りに起きることをしっかりと受け入れて、「人生は続くんだ」という言葉をかみしめて毎日を過ごしたいものです。

素直な気持ち

2014年03月01日コメントをどうぞ

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毎年、わかさ氷ノ山スキー場でスキー学校のお手伝いをしていますが、神戸からやってきたスポーツクラブの小学生を受け持った時の事です。

初めてスキーを履き、最初なかなか滑れなくて、「せんせ、も~いややわ~」と言っていた小学1年の女の子が、午後になり始めてリフトに乗った時、「せんせ、せんせ、ほらぁ山がキレイ~キレイ~。ほらほら、せんせ、せんせ、山がラクダさんのコブみたいでしょ~~。ほらほら、橋のところは雪がプリンみたい~」と、嬉しそうに私に話しかけてきました。

午前中の大変だった事が何処かへ飛んでゆき、とても爽やかで素直な気持ちになり、小学1年生の女の子さんに心の洗濯をさせてもらいました。

まだまだ寒い日があるかと思いますが、季節は春に向かって移り変わっていきます。爽やかで素直な気持ちでお彼岸をむかえ、春を呼び込みましょう。

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