ブログ

 8月 9日(日)『お盆ってなに』パート①

2020年08月09日4件のコメント

*例年だと、今日9日は、朝から八頭郡のお盆経に巡拝する日でした。

*いよいよお盆が近くなってきたのでFacebookにも投稿した『お盆ってなに』パート①を 🙂

*ある方から「お盆にはご先祖様は家に帰って来られるんですから、お墓に行っても“留守“じゃないんですかぁ」と尋ねられました 🙄
昔の人は「“留守“のお墓は私達が掃除をしてちゃんと様子を見ておきますから、安心して家に帰っていてくださいね」という思いでお墓に行っていました。なのでお盆のお墓参りには“留守番“という思いが込められていました 🙂

“留まって守る“と書いて『留守』と言います。自分達は外出して家には誰もいないように見えますが、ところが家には姿こそ見えませんがちゃんと留まって守って下さっている方(ご先祖様)がいるという意味です。
ですから、普段家を“留守番“して下さってるご先祖様に、お盆の間くらいは私達がお墓を留守番させて頂きますからねというのがお盆のお墓参りという事になります 🙂

*そしてご先祖様の送り迎えに使ったのが“盆提灯“です 🙂
提灯を持って家族揃ってお墓に行き、お墓のローソクの火を提灯に移し、私達が道案内しますから懐かしいお家に帰りましょうねと、家に戻り、家に祀った精霊棚のローソクに提灯で持ち帰った火を移し「お帰りなさい」とご先祖様を迎えました。
そして、お墓に送る時は、逆の事をして送りました。
ところが、昔はお墓から家や田畑を見守ってくださいという思いで、家に近い所にお墓がありましたが、段々お墓にと家とが離れてしまい提灯を持って送り迎えが出来なくなってしまいました 😥
それで玄関先で迎え火送り火を燈して、その人を目印に帰って来て頂くようになりました
迎える時は早く帰ってきて欲しいので、馬に見立てたキュウリに乗って、帰る時は名残おいしいので、牛に見立てたナスに乗ってゆっくり帰ってくださいねという事でキュウリとナスをお供えしました
昔は、馬や牛が生活に密着していましたから、それが通用しましたが、今の子供さんに馬や牛に乗ると言っても実感がないと思いますなので、家に帰って来られる時はミニカーお墓に戻る時は自転車だよと言うと、形は変われども気持ちは伝わって行くとおも思います
私達日本人は、目に見えない物、姿が見えない方に気持ちを込める為に、生活様式にそった具体的な状況設定をして、お盆行事を営んで来たという事です 🙂

『盂蘭盆会』の意味は、お盆ってなに!パート②で 🙂

 8月 9日(日)『お盆ってなに』パート① への4件のコメント

  1. はすかおる より:

    神話も法話もメルヘンチックな処多いですね。

    • admin より:

      都住職です!
      そうですね。
      坊さんがしゃべると、難しい話になってしまう事が多いです。

  2. えん より:

    先日、あるTV番組で
    ナスでもなければキュウリでもない
    新たなご先祖様の乗り物!
    な・なんと!
    ズッキーニのバイク!
    よく出来た!カッコいいハーレー型でした!
    番組の中では、ご先祖様は大変喜んでいました!
    ちなみに、草刈正雄さんが出てくるEテレの番組です! 

  3. えん より:

    絵のないブログは残念です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です