*良い天気になったので学成寺の本堂を掃除しました 🙂
そして、お彼岸用に山門の掲示板を張り替えました 🙂
《お彼岸ってなに》
川が真ん中に流れている状況を設定し、こちら側の岸をこの岸と書いて『此岸』。川を渡った向こう岸に私達が仲よく明るくイキイキと生きている理想の状態があると仮定し彼方の岸と書いて『彼岸』と言います。
川を渡って行く事を日々の暮らしにたとえ、川を渡って彼方の岸に到達する方法をインドの言葉で『パラミータ』といい、川を渡り彼方の岸に到る事から『到彼岸』と訳され『彼岸』という言葉になりました
彼方の岸に到る方法、つまりイキイキと生き易く生きる方法が六つあり、六つのパラミータで『六波羅蜜』(ろくはらみつ)と言います。
お釈迦様の教えは片寄らない行動をとる事、つまりバランスが大事ですよという教えです。そのバランスを取る方法が『六波羅蜜』で、それを実行して普段のバランスの乱れを修正しましょうというのが、『お彼岸』です
気候のバランスも良くなり、人間の頭も冴えるというこの時期。昼と夜の長さが同じで片寄らない日『中日』を挟んで前後三日づつの一週間。お彼岸は『バランスの修正強化週間』です。
『暑さ寒さは彼岸まで』と言いますが、”まで”だと油断してしまうので『暑さ寒さは彼岸から』が良いと思います
『誰にでも簡単に出来るハズの、バランス修正の六つの方法』
《六波羅蜜》
1、みんなと物を分け合いましょう。
2、ルールや約束を守りましょう。
3、ちょっと我慢してみましょう。
4、何事も一一生懸命やってみましょう。
5、あわてないで、ゆっくり考えてみましょう。
6、何が良い事か悪い事かよく考えてみましょう。
布施とは、サンスクリットのdana(ダーナ)の訳で施しをする行いによって執着を捨てるという意味があります。”旦那さん”の旦那はこのダーナが語源です。