*漁港のある賀露町の檀家さんへ月回向(月命日のお経)へ伺う道中、道路沿いの河口の方へ大型の漁船が入って来ているのが見えたので、車を止めて写メで撮りながらしばし船を見ていた。
おそらくカニなどと獲りに行く漁船で100トンクラスだと思う。しかし、なんで鉄の塊が海に浮くのか不思議だ・・・。
帰ってから、インターネットで「浮力」を調べてみたが、「海に船が浮いたり、プールに入ると体が軽く感じたり、池に投げた石がゆっくり沈んでいくのは、水中には浮き上がらせようとする力があるからです。この力浮力と言います」。このへんまでは分かったが、さらに難しい公式やアルキメデスの原理とか出てきて、サッパリわからず・・・。
私も家庭内で、別の意味で”浮いている”時があるが、この時の浮力は・・・。
*お経に伺った檀家さんも以前は大型船を持っておられ漁に出ておられた。お経のあとお茶を頂きながら、海の男の御主人とそれを支えて来られた奥さんの微笑ましい姿を前に、吉田拓郎の曲『都万の秋』が思い浮かんだ。
♪イカ釣り船が帰ると ちいさなおかみさんたちが エプロン姿で 防波堤をかけてくるよ♪
♪おかみさんは待っている 亭主の自慢話をね 黙ってイカを洗う亭主に 合槌うってね♪
♪海のきげんをとってきた 都万のおかみさんたち ひと荒れすりゃあ ひと年も老けてきた♪
吉田拓郎さんと組んで沢山の名曲を残している作詞者の岡本おさみさんは米子市の出身。そんな岡本さんが、隠岐の島の都万を舞台に書いたなんとも心温まる歌だ。
私は、海のきげんではなく、奥さんのきげんが気になる・・・。