鳥取市市民会館で鳥取市仏教会により営まれた『鳥取市戦没者慰霊祭』に出席した。今年はお坊さんが例年になく多く35名の出席があった。一応副会長になっているので、会長さんの隣に座ったが、ちょっと寝不足で・・・頭がボ~と。顔もボ~と。まさにこれこそ”おボ~さん”各宗派のお坊さんの色とりどりの衣が綺麗だった。
綺麗な袈裟衣を見ながら、本来、袈裟は使い古しのボロボロの布をもらって、それを繋ぎ合わせたものだったのに、段々と我々お坊さんが金襴の豪華な袈裟をまとうようになり、それを”大袈裟”というようになった。という事を思い出した。おそらく私の袈裟衣が一番”大袈裟”だったか・・・。
戦後66年経った今、式に参列しながらボ~とした頭で、呉の海軍工廠で敵艦に体当たりする為、片道の燃料しか積まずに飛び立っていく戦闘機を胸を締め付けられる思いで見送ったという父の話を思い出した。そんな父も去年が13回忌。時の経つのは早いものだ。そういう現実があり今があるということを風化させず語り継いでいかなければと思った。が、まずは家庭内の風化、砂漠化を食い止めたい・・・。