*満中陰忌法要をお勤めした。納骨の時には降っていた雨も止んだが、ちょっと肌寒かった。
奥様のご遺骨を少し分骨してしばらく家のお仏壇でもまつりますと言われていたご主人が「近所の人から、分骨はしたらいけんって言われたですけど、どうなんでしょうか」と言われるので、「そんな事はないですよ。お釈迦様のご遺骨も分骨されたんですよ。その分骨したお骨をまつる為に石で立てたのがストゥーパでこれが、ソトーバ卒塔婆になったんですよ。法事の時に立てた卒塔婆はストゥーパの代用品なんですよ。それに宗派によったら本山に分骨されるところもありますし」などとお話していたら、「そうですか。安心しました」と。分骨された小さな小さな骨壷を大事に持って変えられるお顔がとても穏やかだった。