*今日はお釈迦さまのお誕生日『花まつり』 🙂
お釈迦様は生まれてすぐに七歩いて、『天上天下唯我独尊』と言われたとか、甘露の甘い雨が降り生まれて誕生を祝ったとか、母の左のわきの下から生まれられたとか語られるけど、人間が生まれてすぐ歩くはずもないし、空から甘い雨が降るはずもないし、人間がわきの下から生まれるなどという事もありえません。
お釈迦様の母マーヤ夫人は、シャカ国と敵対するコーサラ国から嫁ぎ、そしてお釈迦様を身ごもられ里帰り出産の旅にでます。ところが旅の途中急に産気づかれ、ルンビニー園という公園で大変な難産の末お釈迦様を出産されました。マーヤ婦人は休養する間もなくシャカ国へ引き返すという無理がたたり七日後に亡くなられてしまいます。母を失われたお釈迦さまは母の妹マハーパジャパティさんに養育される事になります。
お釈迦様は、生まれてすぐ七歩あるいて云々というのは七日後に母が亡くなられた事を表し、『天上天下唯我独尊』とは独りよがりを表す悪い喩えに使われますが、本来は一人一人の命というのは誰にも替わりが出来るものではない尊いものである事を表した素晴らしい言葉です。
釈迦は左のわきの下から生まれたというのも、通常分娩ではなく帝王切開のようなかたちで生まれられた事を表すものでしょう。そして難産で生まれたお釈迦様に薬湯として使ったのが甘茶です。
お坊さんが、美化されたお伽噺のような事だけを言い続けているから、とうとう子供達にも相手にされなくなり大切な『花まつり』が廃れてしまいました 😥
「花祭り」は、釈迦の誕生を祝うと同時に、命の尊さを考える素晴らしい機会です 🙂
そんなお釈迦様のお誕生を祝いイキイキ生きるきっかけとなる学成寺の『花まつりライブ』は6月16日午後2時開演です 🙂
大変ですね〜!
もう16年になりますか!?
歳月を感じています!
都住職です!
そうです、早いもので16年になります。
16歳も大きくなりました。