玄関のチャイムが鳴ったので、出てみるといつものエホバのおばあちゃんだった。「今日は住職さんにお会い出来て良かったです」とニコニコしながら、早速3冊の小冊子を手渡された。ちょっと開いてみると、『誰かが設計?自動的に鋭くなるウニの歯』という記事が目にとまった。
ウニの歯は固く結合した結晶でできていて、歯のすり減った層が剥がれると新たな鋭い先端が出てくる。同時に別の部分は成長を続けているので歯の切れ味が鈍くなる事はありません。自動的に鋭くなるウニの歯は、偶然に生じたのでしょうか。それとも誰かが設計したのでしょうか。と書かれていた。当然神が創造なされたという事になるのだろう。
だがしかし、歯の切れ味がどうあろうと、結局人間に食べられてしまうウニは気の毒だ・・・。
人間も神が創造したという事なのだろうが、結構設計ミスがあるような・・・。
おばあちゃんは、バックから小さな聖書を出して読んでくれたが、とても字が小さく老眼の私には見えなかった。「この字が見えるんですか~、すごいですね~」というと笑っておられた。眼がよく見えるのも神のお陰なんだろう。
おばあちゃんの、赤線が引かれたり、読み込まれ使いこまれた聖書を見ながら、お寺にあるお経本は綺麗なままだと、設計ミスの多い私は反省した・・・。