*満中陰忌の法事をお勤めさせて頂きました。
命のサイクルが7で巡っているという事から、生まれた時は最初の七日目を『お七夜』といってお祝いし、命の流れを繋げていって亡くなられた7日目を『初七日』。
このような時でも普段の生活や仕事は今までと同じように営まれていく中で、どこかで節目を付けて頑張らなければいけないという事から命のサイクルの7が更に7回過ぎた7×7=49日を大きな節目と考えられて節目の法要がいとなまれます。
御命日から49日までの間の事を『中陰』といい、その中陰の日にちが満ちましたという事でその法要の事を『満中陰』と言います。そして故人への思いが満ちて満ちて満ち溢れて明日に繋がって行くという思いを込めて満ちる『満』です。
などという事を、お話しさせて頂き法要を終えた。
御元気な頃は、お寺行事は欠かさずお参りされ手を合わされていた行年97歳のおばあちゃん。私も子供の頃から大変お世話になり可愛がって頂いた。そんな折々の姿を思い浮かべながらお勤めさせて頂いた。