*湖山にあるJAさんの『清香苑』にて家族葬のお葬儀をお勤めさせて頂いた。
恵進丸(けいしんまる)という小型船を操り漁師として海原にでる事幾星霜、家族を守り続けたたくましい方だった。
師父と同い年という事もあり、いつも親しく声をかけて下って「お母さんは元気なだか」といつも気遣ってくださっていた。
遺影を前に、お盆のお経に伺った時、いつも奥さんと一緒におられたので「いつもご一緒でいいですね」というと「おしょ~にんさん。漁が悪いとな~、おかあちゃんが、なんだ今日はたったこれだけかいなぁって怒るですだが~」といわれ側におられた奥さんが笑っておられ微笑ましかった姿を思い出した。
今は後を継がれたご子息が恵進丸を操りご夫婦船として活躍しておられ、その姿をなにより嬉しく思われていた事だと思う。行年95歳の旅立ちだった。