*お会いした檀家さんが「おしょうさん、先週あるバラエティー番組で木魚は居眠り防止だとか、魚が書かれているという話を聞いたんですが本当なんですか❓と。
「そんな事言ってたんですね。ほんとうですよ。お釈迦様がお話されている時に居眠りする者がいたんです。その姿を見ながらお釈迦様は咳ばらいをされたり指をパチンパチンと弾かれたんですよ。その様子がお経に書かれているんです。諸仏馨欬声(しょぶつきょうがいしょう) 及弾指之声(じゅうたんじししょう)。馨欬声とは咳払いの事で、及弾指とは指パッチンなんですよ。ですからお釈迦様は咳払いをしたり指パッチンをして居眠りしている者を起こしながらお話をされたという事なんです。ですから指パッチンの元祖はお釈迦様なんですよ。指パッチンは音なんですけど、その音でハッと目を覚ました者にはそれがお釈迦様の声に聞こえたんですよね。それで及弾指之声、指を弾くの声と表現されているんです。面白いですよね。その指パッチンの音が木魚の元になったと言われていますから、居眠り防止という話は本当なんですよ」さらに「木魚には目が下の方になっている魚🐡が合い向かって二匹書かれているんです。魚は眠っている時も目を開けているんだそうですね。ですから私達も寝る間を惜しんで修行しなさいという事なんだそうです。私達も色んな事に目を覚ましたり、寝る間も惜しんで頑張りたいですよね。耳が痛い話です。」などとお話させて頂くと、「なるほど面白いですね~」と 🙂
木魚を叩いている坊さんが居眠りしてたらどうなるのかなぁ。気を付けたいなぁ 😛