*午前中お経に伺った檀家さんで、ストーブがついていた。「おしょ~にんさん、なんだ~さむ~ていけませんわいな。だけど、鳥取はよそみたいに竜巻や~がないですけ~有難いと思わないけませんけどな~」と。うちは家の中で竜巻がと言おうと思ったが、やめておいた・・・。
*お経から帰ると、檀家さんの娘さんが来ておられ、「今まで長い間お世話になってきましたけど、この家の後をみて行く私がクリスチャンなんで、お寺さんには申し訳ないですけど、これからはそちらの方で、御縁を繋げていきたいと思います」との相談だった。「宗教の選択は自由ですし、檀家制度自体も、江戸幕府が今の市役所の戸籍のようなものとして設けたのと、申し訳ないですけど当時キリシタンの弾圧の為にこしらえたものですから、明治維新と共に・・・。ですから、うちはお寺としてどうのこうのという難しい事はなにもありませんから、気持の納まる情況にしていかれたらいいですよ」などと話をさせて頂いたところ、安心して帰って行かれた。
これからは、今まで以上にお寺やお坊さんの対応が問われる状況が増えてくるだろうな~と思いながら帰られる姿を見送った。