*産業体育館で開催されている、『全国建具フェアin鳥取大会』に行った。まさに匠の技の素晴らしい作品の数々で目の保養をさせて頂いた。
作品を出展しておられる知り合いの建具屋さんと話をしていたら、中には一年以上かけてつくられた作品もあり、「細かい作業が多くて技と根気がなくては出来ませんが、もはや執念ですね」と言われていた。
やはり木の建具は温もりがあって落ち着くが、最近の家は建具がない家も少なくはない。もちろん床の間もない。以前ナムの会の松原泰道先生(臨済宗のお坊さん)が、「心の中に床の間を持ちましょう」と、言われていたが、家の中にもないのに、心の中に持てるわけがないなぁと・・・。
実演コーナーもあり、小さな木組みを一つ作らせてもらったけどほんとに細かい作業で、大きく複雑な建具をつくる事を思うと気が遠くなる思いがした。やはり何事も体験、いい勉強をさせてもらった。