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 6月26日(水) 一味の雨

2013年06月26日コメントをどうぞ

*行年62歳で急逝された方のお葬儀をお勤めした。枕経に伺った時奥様が「私もまだ信じられませんし、主人も自分が亡くなった事が分かっていないと思います」と言われた事や、お葬儀の御礼の挨拶で、「主人が、あ~、よ~寝たわ~。と言って起きてくれないかと思います」という言葉に、いったいお坊さんは何がしてあげられるのだろうかと、今さらではあるが考えさせられた。

以前法事の後席で、蓮華の話をしていたら、故人が「私は泥の中でドロドロになりながら、レンコンになりたい」と言われ、すると奥様が「じゃ~お父さんはレンコン。私はハスの花ですね」と言われた時の微笑ましい姿が思い出された。

朝方降っていた雨も出棺の時にはあがっていたが、そんな雨を見ながら、お経の中の『一味の雨』という言葉を思い出した。一味とは一つの意味という事で、お釈迦さまがは人々に平等を説かれるが、それはあたかも雨がすべての物に平等に降り注ぐが如くである事を表した言葉。

荼毘供養の後のお寺参りの時、「故人は今までずっと愛情を降り注がれ、等しく潤いを与えて来られたと思います。今日の雨は、最後の潤いを私達に注いで下さった『一味の雨』だったと思います」とお話しし、お葬儀を締めくくらせて頂いた。

JAやずホールでのお葬儀

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