*本堂の日蓮聖人が納まるお厨子を修復して下さる檀家さんがあり、仏具屋さんが来て厨子を持って帰られた。
厨子を下ろしてみると、裏側には昭和4年にある檀家さんが寄進された事が記されており、82年の歳月を感じた。うちの母は77年(数え歳)だが・・・。
改修して下さるのはこの方の娘さん(娘さんといっても母と同い年)になられる方。親子二代にわたって徳を積まれる事になった。有難い事だ。
厨子を下ろした所へ座り込んでいる仏具屋さんの姿が、とても有難く見えたので、「御本尊さまの替わりにそこに座ってもらっていたら良いかも~。御利益がありそうですよ~」というと。まんざらでもなさそうにニコニコ笑っていた。普段から公私とも大変お世話になっている“あるくお地蔵さん”のような温厚な方だ。見習いたい・・・。