今月の言葉

1300歳記念

2007年07月01日コメントをどうぞ

kotoba_1907

平成19年7月1日  「1300歳記念」

お墓参りに来られた御夫婦が、「今日は、1300歳記念で集まりがあるんです」と言われました。どういうことだろうと訊ねてみると、その方は9人兄弟で、その9人兄弟が御夫婦共々全員御健在。9人の御夫婦なので、総勢18人。その18人の年齢を全部足すと今年で1300歳になられるとの事でした。今までも、1000歳、1200歳などと、そのつど回を重ねて来られているとの事でした。

これはすごい事だと驚きました。兄弟9人御夫婦が元気で、しかも仲良くないとありえない事ですし、とても幸せな事だと思います。「一番上は88歳ですので、今回が最後になるかもしれません」と言われていましたが、一回でも長く続いてほしいのもだと思いました。

話を重ねるうちに、「歳を重ねた者が元気なのは、それはそれで有難い事なんですが、今の子供達の事が気がかりです」と言われ、「私達の若い頃、学校の先生は、生徒や児童を指導するものだと思っていましたが、今は、指導するとは言わず、支援すると言うらしいですよ」と、今の子供たちの事、学校のあり方を憂いておられました。教え導くのではなく、後方から様子を伺いながら支援するという事のようで、なにか逃げ道をこしらえているような、なんとも微妙な言い回しにも聞こえますが、今の教育現場の現状を踏まえれば、やむをえない事かもしれません。

変に気を使い、人間関係がギクシャクする事の多い昨今ですが、この御兄弟のように、仲の良い事が広がり、家族が仲良く、近所が仲良く、そして世の中みんなが仲良く繋がると、もっと潤いのある住みよい世の中になると思います。素直な気持ちで、人と人との仲の良い繋がり、今なりの支援の仕方も、考えてみたいものです。

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