平成20年5月1日 「面白い毎日」
日本海新聞の『読者の声』の欄に『「当たり前」は「当たり前」?』というタイトルで、ある中学校1年生が投稿している記事を見ました。
「僕は去年、足を怪我した。その傷は深く、少しの間歩けなかった。それまで僕は、歩くのが当たり前だと思っていた。でも、その当たり前の事が出来なくなると、すいぶん不便だ。
いつの間にか、当たり前が当たり前じゃなくなると、人は当たり前を取り戻そうとする。すまり、人にとって当たり前というものは実は大切なものなのだ。
でも僕たちにとっての当たり前が、当たり前じゃない人がいる。目や耳が不自由だったり・・・。
僕は当たり前ということを大切にしたいけれど、少し違う角度で見ていく事も必要だと感じている。当たり前って本当に難しい」。
すばらしい文章に感動しました。
本当の有難さを知っているのは、当たり前を失った人かも知れませんが、失ってからでは遅いという事です。
以前、学成寺の山門掲示板に『当たり前を 当たり前と思わない毎日は面白い』と書いた事がありますが、気候も良くなる五月晴れの5月、気持ちも晴れ晴れと『面白い毎日』を積み重ねたいものです。