平成20年6月1日 「家庭菜園」
家庭菜園をしておられる方から、キャベツやチンゲン菜など沢山の野菜を頂きました。「農薬をつかっとりませんけ~、中から虫が出てくるかもしれませんよ~」とニコニコしながら帰っていかれる姿を見送り、早速に頂いた野菜を見ると、確かに虫食いの穴だらけで、キャベツの葉をめくると、言われるとおり虫が顔を出してきました。
台所にあった、スーパーから買ってきたキャベツと比べてみましたが、スーパーのキャベツは、虫食いの穴もなく見かけはとても綺麗なものでした。
虫食いの野菜のほうが自然な野菜なんだけどなぁ~と、綺麗なキャベツと虫食いだらけのキャベツを眺めながら、私達人間は、虫も食べない恐ろしい野菜を好んで食べている事実を考えさせられました。
確かに、虫食いの穴だらけの野菜は、見た目も良くなく、気持ちも余り良いものではありませんが、体の健康や命の事を考えると、なんともいえない気持ちがします。
しかし、見た目の悪い物には消費者はなかなか手を出しませんから、売るほうも当然綺麗な物を売るようになるわけです。消費者である私達ももう少し賢くならなければいけないという事です。
考えてみると、私達は、見た目で物事を判断し、本当の事を見過ごしてしまっている事って結構あるように思います。
私達人間も、表面だけを取りつくろう事を戒めて、見た目で誤魔化されず、正しく物を見る目を養いたいものです。