天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る伊勢神宮内宮、衣食住の神である豊受大御神(とようけおおみかみ)を祀る伊勢神宮外宮にお参りしてきました。
20年に1度の式年遷宮で建て替えられ木の香りが漂う伊勢神宮は、神聖な空気が漂い気が引き締まる思いがして自然の恵みに感謝する気持ちが湧いて来て、降る雨さえも有難く感じました。
多くの人が神社仏閣へお参りされますが、お願い事をしても、御礼を言う方は少ないと思います。伊勢神宮では内宮外宮でも、日頃の御加護に対する感謝を神様に伝える場所で、お願い事は控えましょうとされています。
神仏に手を合わせるという事は、ある意味、自分の置かれている状況をちゃんと受け入れる事だと思います。自分の状況を受け入れる事が出来るとこのくらいだったら出来るという現実的な事が見えてきます。それを、自分の状況を受け入れられずに高望みばかりしているから、よけいに物事がうまくいかなくなるのだと思います。
素直な気持ちで自分の置かれている状況を受け入れ、日々の神仏の御加護に感謝する毎日を送りたいものです。