*八頭町の蓮教寺の檀家さん宅で1周忌の法事をお勤めした。
お経を終えて振り向いて、「1周忌をむかえられたわけですが、お塔婆には小祥忌と書いています。昔は1周忌の事をまずは小さな祥(さいわい)に変えていくという願いを込めて小祥忌と言ったんです」と言いながら、塔婆を見ると、「あれっ」と。塔婆には小祥忌でなく大祥忌と書いてあった・・・。
「すみません、私の書き間違いで・・・大祥忌は3回忌の事を言うんです」とお詫びして訂正を・・・。
お墓から戻り、家での食事の時施主さんが、「近所にJAの葬祭会館が出来ましてな~、散歩しも~って、そのうちお世話になるかと思おうとさみし~なりますわいな」と言われていた。「まあ、いつかはみんながそう言う事になるわけですけど、毎日の小さな祥(さいわい)を探す事を考えましょう」という事に。
帰りの国道29号線沿いには柿が沢山生っていた。雨にぬれた柿が綺麗だったが、柿の実の果実をすったカメムシが家で冬を越すと聞いた事を思い出し、柿の木からカメムシの匂いを連想してしまった・・・。