*先日、鳥取県立米子高等学校でお話をさせて頂いたが、その生徒さんの書いた感想文が届き、ドキドキしながら読んでみた。
「生きる事を大切にし、死ぬまで生きる生活をしたいと思った」「今、息をしている事もすごい事だと思いました」「日本に生まれた事に感謝し、もっと楽しく生きていこうと思いました」「当たり前の事がどれだけ大切な事か実感できました」「一日一日大切にして、全力で何事にも挑戦して頑張ろうと思いました」「コレデイイノダという言葉には、肯定する事の大切さ、その他のさまざまな意味が、込められているんだと思いました」「♪たての糸はわたし∼横の糸はあなた∼♪の話は面白かったです」「人生には練習日はない毎日が本番。という言葉を今やっている部活(弓道)にも当てはまると思いました」
などなど、つたない話だったにもかかわらず、私が思っていた以上の事をくみ取ってくれた生徒さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。
面白いと思ったのは、「住職さんの仕事をのぞき見させてもらった講演会でした」「学成寺に行ってみたいと思った」。
そして、素直で正直な感想だなぁと思ったのは、
「最初に思った事は早く終わってほしいでした。2時間も座り続けるのは嫌だし興味がなかったからです。でも最初の世間話も面白かったし途中からの話も普段あまり意識していなかった分、思ったよりも興味を持って聞くことが出来ました。今日は為になる話を有難うございました」
「宗教の事は興味ないし、雑談とはいえ宗教の事を言われたけど、知っている事だらけで、うれしくもないし面白くもなかったです。正直心に響くものがなかったです。でも当たり前の事がどれだけ幸せかというのを改めて感じたのは良かったです」
素直は感想のあと、ちゃんと持ち上げてくれて、大人顔負けの立派な生徒さんだなぁと。私にとって一番大事なのは、こう言った感想をしっかりと受け止め次につなげていくことだと思った。
今回は本当に、いい勉強をさせて頂き感謝の気持ちでいっぱいだ。この経験を踏まえ、それこそ生徒さんに負けず、何をやっている時も一生懸命これからも頑張りたい。