*満中陰忌法要をお勤めした。最近は余りお供えされなくなった『四十九日餠』をお供えされたのでお話させて頂いた。
「一升のお米で、作られた四十九のお餅です。お米の一升を故人の一生に重ね、体にも例えるのでひとつ大きいお餅を頭にみたてて作ります。命日から忌み明けまでの日にちが四十九日なので数は四十九です。 昔は家でお餅をついてましたから、四十九日をむかえると、親族が集まりお餅をついて、こねるときに、故人の思い出話をしながら気持ちを込めたんです。そして法事の時にお供えし、皆でさらに気持ちを込めたあと、皆に配り、故人の罪障消滅と積まれた徳分を頂戴するという思いを込めて、お餅を食べたんですね。」などなどお話をさせて頂きお勤めを終えた。個人は私と同い年。私もいろんな気持ちを込めてお餅を頂いた。
後取り息子が帰って来ているので、親子でお勤めさせて頂いた。