満中陰忌の忌明け法要をお勤めした。家で法要をお勤めしその後お墓に参り納骨、そして家に戻り後席となった。お施主さんが挨拶で、「孫(曾孫)が側にくると、嬉しそうな笑顔を見せてくれていました」と感慨深そうに語られるのを聞きながら、故人の人柄が偲ばれた。家での賑やかな法事となり、お爺さんも喜んでおられた事だろう。
お墓へお参りする道中、昔懐かしい五右衛門風呂の釜が置いてあるのをを見つけた。昔我が家の風呂も五右衛門風呂で、下に板を敷いて板を沈めながらお風呂に入っていた事を思い出す。子供の頃おじいさんが、「五右衛門風呂はな~、よ~ぬくもるだで~」と言っていたのも懐かしく思い出した。
五右衛門風呂を見ながら、今は風呂に入るものボタン一つでお湯が出て、御飯を焚いてもボタン一つ。昔と違い便利な暮らしになり、時間に余裕が出来てゆったりと毎日を送れるはずなのに、ますます忙しくなるばかり。結局、便利になる機器を買う収入を得る為にあくせく働く事になり・・・。便利さの追求は留まるところを知らずボタンの数は増えるばかり・・・。で、さらにあくせく・・・。
きのう、この夏新装開店した鳥取県立博物館内にある『カフェ・ダール ミュゼ』へ行った。この店は、鳥取市出身で、東京を拠点に活動されているレストラン・カフェバーのプロデュサー河崎妙子さんのお店。
「鳥取の食材でこんな料理ができるんだという、アンテナショップ的な存在にしたい」というコンセプトで、県産食材がふんだんに使われており、「大江の郷の卵オムライス」を食べたが、ふんわり卵に包まれたバターライスがとても美味しかった。
注文の品を運んで来られた方が、御本人に良く似ておられたので、失礼ですけど御本人様ですかと聞くと、なんと御本人だった。とても気さくな方で、写真まで撮らせて頂いた。楽しいひと時だった。