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10月28日(金) ひいらぎの葉のように

2011年10月28日コメントをどうぞ

若桜町の蓮教寺へ行った。お寺の妙見堂(妙見大菩薩様が御祀りしてある小さなお堂)の掃除をしていると、近所の老夫婦が来られて、「こんにちわ~、おしょ~さん~、今日は、掃除かな、ここのお堂はいっつも閉っとりますけ~な~、今日はちょっとお参りさせてつかんせ~な。妙見堂の天井にな~、うちは檀家じゃ~ありませんけどな~、先祖さんが納めた絵が飾ってあるはずですけ~」と言いながら、天井を見ておられたら、あった。

奉納された絵

 

見事な天井!

なんでも、その方のおじいさんが明治18年に、若桜町に初めて製紙工場を建てられ、その時祈願をこめて絵を奉納されたとの事。製紙工場らしくカイコの絵が描かれており感慨深そうに天井の絵を見上げておられた。しばらく一緒に眺めていたが、首が痛くなり・・・。

天井を眺めているとカメムシの臭いが・・・。「今年はカメムシが多いですけ~、大雪になりますで~。今日は良かったですわ~ありがとうございました~」と、ニコニコしながら、老夫婦は帰って行かれた。

あらためて妙見堂の天井を眺めてみたが、素晴らしい格天井だ。大事に守りたい。

秋を向かえた境内には、ザクロの実がなっていた。ザクロの隣には柊(ひいらぎ)の木があるが、柊の葉はトゲトゲしく触ると痛い。だがしかし、年季を重ねた柊の葉はトゲが取れて丸くなると聞く。人間もそうありたいのもだ。うちの奥さんにも教えてあげよう・・・。

ザクロとひいらぎ

掃除中にカメムシを沢山駆除した。カメムシの駆除には「カメムシコロリ」が一番だ。スプレーすると臭いが出る前にあっという間に御臨終・・・。

カメムシコロリ

街を歩いていると、近所の西方寺さんのモミジが綺麗に紅葉していた。カメムシの事はしばし忘れて、紅葉を堪能した。

 

 

西方寺さんのモミジ

*昨日のプロ野球ドラフト会議で、巨人の単独指名と思われていた東海大学の菅野智之さんが、抽選の結果日本ハムが交渉権を獲得し、ショックのあまり沈黙し笑顔なき会見となり写真撮影中止となったとの事。

菅野智之投手は巨人原監督が伯父になるらしい。原監督もショックのあまり茫然自失で表情をゆがませたそうだ。伯父さんだからどうのこうのなんて関係の無い話でしょ~と言いたくなるが・・・。強行指名に踏み切った日本ハム球団に拍手を送りたい。

菅野選手は、「交渉の席に着くか、まだ考えていない」と言っているらしいが、失礼な話だと私は思う。私は、日刊スポーツ紙の、『血縁入団に待った』という大見出しに共感したが・・・。

これも、歳を重ねた柊(ひいらぎ)の葉のように、穏やかに交渉が進めばいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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